コラム|国内取引所

ビットトレードは詐欺?登録状況とBitradeXとの違い・出金制限

公開日:

結論

ビットトレード(BitTrade)は詐欺ではありません。運営するビットトレード株式会社は、金融庁に登録された暗号資産交換業者です(関東財務局長 第00007号)。2019年から2023年までは「フォビジャパン(Huobi Japan)」という社名でした。

2026年8月に出金トラブルが報じられた「BitradeX」や、ビットトレードの名前やロゴを使って説明会を開いている「ENIPAY」について、ビットトレードは一切関与していない、契約関係もないと公表しています。また、ビットトレードはメール以外のサポートをしておらず、LINEアカウントもありません。

ビットトレードは、以前は「フォビジャパン(Huobi Japan)」の名前で知られていた国内の暗号資産取引所です。2026年8月には、名前の似たBitradeXの出金トラブルとの混同から、ビットトレードにも問い合わせが寄せられました。この記事では、ビットトレードが公式に出している注意喚起をもとに、似た名前のサービスとの違い、偽サイトや詐欺の手口、出金が止まる理由を整理します。

ビットトレードは金融庁に登録されている?

ビットトレードの登録状況(2026年9月時点)
項目内容
運営会社ビットトレード株式会社(2016年9月設立。主要株主はSINOHOPE SG PTE. LTD.)
暗号資産交換業の登録関東財務局長 第00007号(2017年9月29日登録)
そのほかの登録第一種金融商品取引業 関東財務局長(金商)第3295号
社名の経緯2019年2月1日にビットトレードからフォビジャパン(Huobi Japan)に変更。2023年2月にサービス名を「BitTrade」に、2023年4月21日に社名をビットトレード株式会社に戻した
加入団体日本暗号資産等取引業協会(第一種会員)、日本暗号資産ビジネス協会 ほか
公式サイトhttps://www.bittrade.co.jp/

ビットトレードとBitradeX・ENIPAYは関係がある?

ビットトレードが「関係がない」と公表しているサービス・勧誘
名前どんなものかビットトレードの説明
BitradeX(ビットレードエックス)「BitradeX」を名乗る暗号資産の運用サービス。2026年8月に、出金できないなどの被害が報道された。日本の暗号資産交換業者の登録はない2026年8月12日、当該サービスの提供や運営には一切関与しておらず、全く関係のないサービスだと告知
ENIPAY(エニペイ)ビットトレードの名称やロゴを使って、説明会やセミナーを開いていると報告があった2026年8月14日、運営・提供主体とは一切の契約関係や取引関係がなく、名称やロゴの掲載も許諾していないと告知。2025年11月に覚書を結んだENI foundationとは別の組織だとしている
著名人が創始者とされるAI投資プロジェクト高いリターンをうたう投資プログラムへの参加を促し、参加者用のチャットで、報酬の受け取り用としてビットトレードの口座開設を勧める2026年9月4日の更新で、こうしたプロジェクトとは一切の契約関係や取引関係がないと告知。金融庁が公開している相談事例と似た点が多いとしている

報道によると、BitradeXについては、名前が似ていることからビットトレードに関係を確かめる問い合わせが寄せられていました。BitradeXの出金トラブルについてはBitradeXの記事でまとめています。「ビットトレードの口座で報酬を受け取れる」「ビットトレードと提携している」と言われても、それだけで信用しないでください。

ビットトレードを名乗る偽サイトや偽SNSは?

ビットトレードは、同社の運営サイトと名称・ロゴ・URLがよく似たサイトのドメインを公表し、アクセスしないよう呼びかけています(2026年4月9日更新)。同社の子会社だと説明されて、別の取引所に誘導されたという情報もあるとしています。

ビットトレードが公表している類似ドメイン・偽アプリ(公式の表記どおり「.」を「[.]」に置き換えています)
種類内容
類似サイトのドメインbitrade[.]cc、bittrade[.]bar、bittrade[.]bond、bit-trade[.]cc、bittrade[.]pro、bit-trade[.]top、bittrade[.]tv、bittradeaiaave[.]xyz、bittradeex[.]com、bittradejp[.]cc、bittradejp[.]co、bittradejp[.]pw、bittradejp[.]top、bittradenft[.]com、bittradenft[.]vip、bittrade-nft[.]com、bitxtrade[.]co、wap[.]bit-trade[.]org、wap[.]trade-bite[.]com、www[.]biittradle[.]com、www[.]bilttrade-co[.]com、www[.]bittradco[.]com
名前をかたるメールの送信元ドメインbitrade-consultancy[.]cc(2026年2月25日更新)
ビットトレードが開発していないAndroidアプリパッケージ名 com.bittradeglobalapps.bittradeglobal
ビットトレードの公式サイト・アカウント・メールアドレス
種類公式のもの
運営サイトhttps://www.bittrade.co.jp/ 、ブログ https://info.bittrade.co.jp/ 、サポート https://bittrade.zendesk.com/
X(旧Twitter)@BitTrade_jp、@BitTrade_Ex、@Bittrade_HR
LINEアカウントはない
ビットトレードから送るメールno-reply@bittrade.co.jp、noreply@bittrade.co.jp、support@bittrade.zendesk.com
LINEで「ビットトレードのサポート」と名乗る相手は偽物ですビットトレードは、LINEアカウントを持っておらず、メール以外のサポートはしていないとしています。偽アカウントがキャンペーンをうたってDMを送り、フィッシングサイトに誘導するケースも確認されています。DMや投稿のURLからログインしたり、情報を入力したりしないでください。

ビットトレードが注意を呼びかけている詐欺の手口は?

ビットトレードが公式に注意を呼びかけている手口
手口内容
SNSなどでの投資勧誘出会い系サイトで知り合った人や、大手証券会社の名前を名乗る人からの勧誘。ビットトレードを名乗るLINEからの案内。出金しようとすると「納税」や「手数料」の名目で追加の入金を迫られる
SNSを通じた副業詐欺「動画や商品に『いいね!』するだけの簡単なお仕事」などと言われ、報酬は暗号資産で払うとして取引サイトに登録させる。引き出しに手数料が必要と言われ、自分名義の口座から出金しようとすると「マネーロンダリングの疑いがある」と高額の保証金を請求される
「一級市場」「短期取引所」などの言葉ビットトレードはこうしたサービスを提供していない。「一級市場」「短期取引所」「口座補償金」「二次口座」といった言葉を使う業者による被害の報告が多いとしている
第三者の指示による送金・口座開設第三者の指示による暗号資産の送金や口座開設、IDやパスワード、本人確認書類の提供をしないよう呼びかけ。ATMでの振込で「振込依頼人名の変更」や「連絡先電話番号の指定」を指示されるケースにも注意

ビットトレードで出金・送金できないのはなぜ?

ビットトレードで出金・送金が止まる・できない主な理由(公式の説明)
理由内容
ペイジー・コンビニ・イオン銀行のクイック入金の直後入金した日本円の合計額に相当する日本円と暗号資産は、入金日から7日間、出金も送金もできない
出金先アドレスの審査出金先アドレスの登録時に、受取人(本人かどうか)、出金先(国内取引所・海外取引所・プライベートウォレットなど)、移転の目的を登録する。ビットトレードのセキュリティ審査を通過するまで出金できず、時間がかかることがある
トラベルルールで出金できない取引所bitFlyer、Binance Japan、コインチェック、Crypto Garageが管理するウォレットへは出金できない(2026年6月時点)
二段階認証出金には二段階認証の設定が必要
登録情報の確認登録内容に不備や疑義がある場合、個別に連絡したうえで、取引を制限することがある
オンラインカジノとの入出金入出金しようとした、または入出金が判明した場合は、入出金の停止や口座の凍結などをする

トラベルルールで出金できる先には、国内の取引所のほか、BinanceやBybit、MEXCなど海外の取引所も含まれています。ただし、出金できるかどうかは通知の仕組みの話で、その業者が日本で登録を受けているかどうかとは別です。日本の登録業者かどうかは、金融庁の「暗号資産交換業者登録一覧」で確認してください。

ビットトレードから詐欺の相手に送ってしまったら?

  1. 追加の購入・送金をやめ、相手との連絡を断つ。「納税」「手数料」「保証金」を求められても払わない
  2. 出金のトランザクションID(TXID)を出金履歴から確認して控える(TXIDの確認方法)
  3. IDやパスワードを教えてしまった場合は、パスワードを変更し、ビットトレードの問い合わせフォームから連絡する

送付先が別の取引所のアドレスだったとしても、被害者が自分でその取引所に「凍結してほしい」と頼んで凍結されるわけではありません。凍結は、捜査機関からの要請などにもとづいて行われるものです。そのためにも、送金の記録を残し、送金先がどこなのかを把握しておくことが大切です。お金が戻る仕組みについては、仮想通貨詐欺のお金は戻ってくる?で説明しています。

送金先を調べたい方は、LINEでご相談ください

送金のTXIDや送金先のアドレス、やり取りの画面があれば、お金がどこへ送られたのかを調べられるかどうか、LINEでお答えします。「何を残せばいいか分からない」「TXIDの探し方が分からない」という段階でも構いません。

LINEで相談する(無料)

友だち追加のみで、こちらから電話をかけることはありません。ご相談は無料ですが、資金の回収・返金をお約束するものではありません。

参考

2026年9月10日時点の公式情報にもとづいています。出金できる取引所や出金の条件は変わることがあるため、最新の情報はビットトレードの公式サイトで確認してください。

ビットトレードと詐欺に関するよくある質問

ビットトレードは詐欺ですか?

詐欺ではありません。運営するビットトレード株式会社は、金融庁に登録された暗号資産交換業者です(関東財務局長 第00007号)。2019年から2023年までは「フォビジャパン(Huobi Japan)」という社名でした。

ビットトレードとBitradeXは同じ会社ですか?

違います。ビットトレードは2026年8月12日、「BitradeX」を名乗る暗号資産運用サービスの提供や運営には一切関与しておらず、全く関係のないサービスだと告知しています。BitradeXは日本の暗号資産交換業者の登録を受けていません。

ENIPAYはビットトレードのサービスですか?

違います。ビットトレードは2026年8月14日、ENIPAYの運営・提供主体とは一切の契約関係や取引関係がなく、説明会などの資料に同社の名称やロゴを載せることも許諾していないと告知しています。

ビットトレードで「出金制限中」と表示されます。

ペイジー、コンビニ、イオン銀行のクイック入金で入金した場合、入金額に相当する日本円と暗号資産は、入金日から7日間、出金も送金もできません。新しく登録した出金先アドレスは、ビットトレードの審査を通過するまで使えません。

ビットトレードからbitFlyerやコインチェックに送れないのはなぜですか?

トラベルルールの対応による制限です。ビットトレードは、bitFlyer、Binance Japan、コインチェック、Crypto Garageが管理するウォレットへの出金には対応していないとしています(2026年6月時点)。

執筆・監修

小野田泰久

株式会社ベスト 代表取締役 / CryptoTracer 運営責任者

仮想通貨(暗号資産)詐欺の送金先追跡調査に従事。 本記事の内容は、公開されているブロックチェーン情報と、 実際の調査で確認した送金経路の傾向にもとづいて記載しています。 資金の回収・返金や、送金先の持ち主の氏名・住所の特定は行っていません。
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