コラム|国内取引所

OKJ(オーケーコイン)は詐欺?登録状況と新規口座の出庫制限

公開日:

結論

OKJは詐欺ではありません。運営するオーケーコイン・ジャパン株式会社は、金融庁に登録された暗号資産交換業者です(関東財務局長 第00020号)。サービス名は2024年8月に「OKCoinJapan」から「OKJ」に変わりました。

OKJでは、不正送金を防ぐため、新規口座は口座開設の完了後10日間、暗号資産の出庫が制限されます。口座を作ったばかりなのに出庫できないのは、この制限によるものです。SNSなどで知り合った相手から「OKJで口座を作って今日中に送って」と急かされたら、詐欺を疑ってください。

OKJは、2024年に「OKCoinJapan」から名前を変えた国内の暗号資産取引所です。「OKJ 詐欺」と検索する人の多くは、OKJそのものが安全かを知りたい人か、出庫や入金ができずに不安になっている人です。この記事では、OKJの登録状況と、出庫・入金が制限される理由、OKJが公式に注意を呼びかけている手口を整理します。

OKJは金融庁に登録されている?

OKJの登録状況(2026年9月時点)
項目内容
運営会社オーケーコイン・ジャパン株式会社(2017年9月19日設立。OKグループの日本法人)
暗号資産交換業の登録関東財務局長 第00020号(2020年3月30日登録)
サービス名OKJ。2020年8月20日に「OKCoinJapan」として始まり、2024年8月20日に「OKJ」に変更。サービスサイトのドメインは2026年7月22日にhttps://www.okj.com へ切り替え(旧ドメインは自動転送)
加入協会日本暗号資産等取引業協会

金融庁・関東財務局の公表資料を当社で確認した範囲では、オーケーコイン・ジャパンに対する行政処分は見当たりませんでした。

OKJで出庫・出金できないのはなぜ?

OKJで出庫・入出金が止まる・できない主な理由(公式の説明)
理由内容
口座を作ったばかり2025年9月11日から、不正送金を防ぐため、新規口座は口座開設の完了後10日間、暗号資産の出庫を制限
トラベルルールで出庫できない取引所Binance Japan、bitFlyer、コインチェック、Crypto Garageへは出庫できない。通知対象国の当局に属する海外取引所(例:Coinbase、Bithumb)や、受取人の居住地が通知対象国の場合も出庫できない(2025年7月31日時点)
口座の区分出金・出庫できるのは「入出金口座」と「取引口座」の利用可能な数量の範囲内。出金可能額が少ない場合は、自分で設定した「24時間出金限度額」も確認する

口座を作ったばかりの人に「今日中に買って送って」と指示するのは、詐欺グループがよく使う流れです。新規口座の10日間の出庫制限は、こうした被害を防ぐための仕組みです。制限中に「別の方法で送れる」「サポートに頼めば解除できる」と言われても、応じないでください。

トラベルルールで出庫できる先には、国内の取引所のほか、BinanceやBybit、MEXC、OKXなど海外の取引所も含まれています(2026年5月28日時点)。ただし、出庫できるかどうかは通知の仕組みの話で、その業者が日本で登録を受けているかどうかとは別です。日本の登録業者かどうかは、金融庁の「暗号資産交換業者登録一覧」で確認してください。

OKJに三菱UFJ銀行から入金できないのはなぜ?

OKJは、不正送金対策として、三菱UFJ銀行からの日本円の入金を止めています。2025年4月30日に個人口座を対象に入金の受付を制限し、2026年4月1日からは個人・法人のどちらも全面的に停止しました。

OKJが注意を呼びかけている詐欺の手口は?

OKJが公式に注意を呼びかけている手口
公表手口内容
2024年8月13日暗号資産交換業者になりすました詐欺電話「+1」「+82」などの海外番号から着信し、自動音声の案内からオペレーターにつながる。SMSで偽サイトのURLを送ってログインさせる、または正規サイトに誘導してIDやパスワード、SMS認証コード、2段階認証コードを聞き取りながら、出庫先アドレスを登録して暗号資産を送らせる。何度か話して安心させてから詐欺をするケースもある
2026年4月10日OKJのメールアドレスをかたるなりすましメール返信したり、書かれた電話番号に連絡したりすると、詐欺被害や情報の窃取、ウイルス感染などにつながるおそれ。OKJは警察にも相談して対応を進めているとしている
2023年2月6日偽サイト・偽アカウント・口座の買い取りSNSで知り合った人に勧められ、OKCoinJapan(当時)を装った偽サイトに登録させられて入金させられる。X(旧Twitter)の偽アカウントが偽のキャンペーンに誘う。「口座を買い取ります」と発信して、メールアドレスやパスワードを取得し、口座を悪用する

OKJの公式ブログ「暗号資産に関するトラブルを防ぐには?」(2026年8月21日更新)は、トラブルを詐欺・誤送金・ハッキング・違法賭博・口座の不正譲渡と送金バイトに分け、フィッシング、著名人を装った詐欺、架空貿易・電子商取引サイト詐欺、ロマンス詐欺、暗号資産の運用や上場をうたう詐欺、情報商材系の詐欺、特殊詐欺の電話を紹介しています。

「口座を売って」「送金するだけのバイト」には応じないでくださいOKJのブログは、SNSで「口座売りませんか」「#高値買取」と持ちかけられたり、「振り込まれたお金を指定先に送るだけで報酬5万円」と誘われたりする事例を紹介しています。2026年7月10日に施行された改正犯罪収益移転防止法では、口座の不正な譲渡などに3年以下の拘禁刑または500万円以下の罰金、報酬を得て他人の依頼で送金する「送金犯罪」に2年以下の拘禁刑または300万円以下の罰金が定められています。暗号資産による送金も対象です。

OKJから詐欺の相手に送ってしまったら?

  1. 追加の購入・出庫をやめる。「手数料」「税金」などを求められても払わない
  2. 入出庫の履歴から、送付先のアドレスとトランザクションID(TXID)を控える(TXIDの確認方法)
  3. ログイン情報や認証コードを教えてしまった場合は、パスワードを変更し、OKJの問い合わせフォームから連絡する

OKJは、暗号資産の出庫はキャンセルできず、誤ったアドレスに送った場合は取り戻せないと説明しています。送付先が別の取引所のアドレスだったとしても、被害者が自分でその取引所に「凍結してほしい」と頼んで凍結されるわけではありません。凍結は、捜査機関からの要請などにもとづいて行われるものです。そのためにも、送金の記録を残し、送金先がどこなのかを把握しておくことが大切です。お金が戻る仕組みについては、仮想通貨詐欺のお金は戻ってくる?で説明しています。

送金先を調べたい方は、LINEでご相談ください

送金のTXIDや送金先のアドレス、やり取りの画面があれば、お金がどこへ送られたのかを調べられるかどうか、LINEでお答えします。「何を残せばいいか分からない」「TXIDの探し方が分からない」という段階でも構いません。

LINEで相談する(無料)

友だち追加のみで、こちらから電話をかけることはありません。ご相談は無料ですが、資金の回収・返金をお約束するものではありません。

参考

2026年9月10日時点の公式情報にもとづいています。出庫できる取引所や入出金の条件は変わることがあるため、最新の情報はOKJの公式サイトで確認してください。

OKJと詐欺に関するよくある質問

OKJは詐欺ですか?

詐欺ではありません。運営するオーケーコイン・ジャパン株式会社は、金融庁に登録された暗号資産交換業者です(関東財務局長 第00020号)。サービス名は2024年8月20日に「OKCoinJapan」から「OKJ」に変わりました。

OKJで口座を作ったばかりなのに出庫できません。

OKJでは、不正送金を防ぐため、新規口座は口座開設の完了後10日間、暗号資産の出庫が制限されます(2025年9月11日から)。制限中に送付を急かす相手がいたら、詐欺を疑ってください。

OKJに三菱UFJ銀行から入金できません。

OKJは、不正送金対策として、2026年4月1日から三菱UFJ銀行からの日本円の入金を全面的に停止しています。入金された場合は組戻しで返金されます。三菱UFJ銀行への出金は通常どおりできます。

OKJからbitFlyerやコインチェックに送れないのはなぜですか?

トラベルルールの対応による制限です。OKJは、Binance Japan、bitFlyer、コインチェック、Crypto GarageはOKJが採用する通知の仕組みを使っていないため、出庫できないとしています(2025年7月31日時点)。

海外の番号から、取引所を名乗る電話がかかってきました。

OKJは、「+1」「+82」などの海外番号から着信し、偽サイトにログインさせたり、IDやパスワード、SMS認証コードを聞き取って暗号資産を送らせたりする詐欺電話に注意を呼びかけています。電話を切り、公式アプリや自分で登録したブックマークから状況を確認してください。

執筆・監修

小野田泰久

株式会社ベスト 代表取締役 / CryptoTracer 運営責任者

仮想通貨(暗号資産)詐欺の送金先追跡調査に従事。 本記事の内容は、公開されているブロックチェーン情報と、 実際の調査で確認した送金経路の傾向にもとづいて記載しています。 資金の回収・返金や、送金先の持ち主の氏名・住所の特定は行っていません。
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