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SBI VCトレードは詐欺?登録状況と出庫制限・DMM Bitcoinの移管

公開日:

結論

SBI VCトレードは詐欺ではありません。運営するSBI VCトレード株式会社は、SBIホールディングスの連結子会社で、金融庁に登録された暗号資産交換業者です(関東財務局長 第00011号)。

一方で、SBI VCトレードやその役員・社員の名前をかたるメールやSNSの詐欺が確認されています。SBI VCトレードは、同社やグループの役職員が、個人のメールアドレスやLINEなどのSNSアカウントでお客さまに連絡したり、グループの作成を頼んだりすることはないとしています。

SBI VCトレードは、SBIグループの暗号資産取引所です。2025年にDMM Bitcoinの口座を引き受け、2026年にはBITPOINTを運営していた会社と合併したため、「なぜ自分の口座がSBI VCトレードに?」と検索する人も少なくありません。この記事では、公式の情報をもとに、登録状況と口座移管の経緯、注意したい詐欺の手口、出庫が止まる理由を整理します。

SBI VCトレードは金融庁に登録されている?

SBI VCトレードの登録状況(2026年9月時点)
項目内容
運営会社SBI VCトレード株式会社(SBIホールディングスの連結子会社)
暗号資産交換業の登録関東財務局長 第00011号(2017年12月1日登録)
そのほかの登録第一種金融商品取引業 関東財務局長(金商)第3247号、電子決済手段等取引業 関東財務局長 第00001号
加入協会日本暗号資産等取引業協会、日本暗号資産ビジネス協会、日本デジタル分散型金融協会
公式サイトhttps://www.sbivc.co.jp/
公式アカウントX(@sbivc_official)、YouTube、LINE(2026年3月19日時点)

SBI VCトレードは、国内で登録されている交換業者の会員サイトのURLは、日本暗号資産等取引業協会(JVCEA)の会員紹介ページで確認できると案内しています。SNSや広告で見かけたサイトが本物か迷ったら、そちらから公式サイトを開いてください。

SBI VCトレードにDMM BitcoinやBITPOINTの口座が移ったのはなぜ?

SBI VCトレードへの口座移管・合併の経緯と予定
時期出来事
2024年5月31日DMM Bitcoinが管理していたビットコインが不正に外部へ送信され、顧客からの預かり資産4,502.9BTCが流出
2024年9月26日関東財務局がDMM Bitcoinに業務改善命令
2025年3月8日DMM Bitcoinの口座と預かり資産がSBI VCトレードに移管。初回ログインの設定が必要で、案内メールは3月3日に「【SBI VC Trade】DMM Bitcoinから移管についてのご案内」の件名で送られた
2026年4月1日SBI VCトレードとビットポイントジャパン(BITPOINTの運営会社)が合併。合併後の商号はSBI VCトレード株式会社
2026年9月末〜10月ごろ(予定)BITPOINTサービスの口座を持つ人を対象に、事前移管申込の受付を開始
2026年12月末ごろ(予定)事前移管申込をしていない口座と資産を、SBI VCトレードがVCTRADEサービスに移管

DMM Bitcoinの流出と業務改善命令は、DMM Bitcoinで起きたもので、SBI VCトレード自身の事故ではありません。金融庁・関東財務局の公表資料を当社で確認した範囲では、SBI VCトレードに対する行政処分は見当たりませんでした。BITPOINTについてはビットポイントの記事で詳しくまとめています。

BITPOINTからの移管の手続きを口実にした連絡に注意SBI VCトレードは、移管のスケジュールや手続きを、移管対象の人向けの特設サイト(https://www.sbivc.co.jp/bpj_vct)と公式のお知らせで案内するとしています。「移管の手続きのため」と言ってログイン情報を聞き出したり、暗号資産を別のアドレスに送らせたりする連絡には応じず、特設サイトとお知らせを自分で開いて確認してください。

SBI VCトレードを名乗る詐欺メールやなりすましは?

SBI VCトレードが公式に注意を呼びかけている手口
公表手口SBI VCトレードの説明
2026年1月15日同社やグループ企業の代表者・役員・社員の名前をかたる「なりすましメール」。「業務上の必要により」としてLINEグループを作らせ、QRコードや招待リンクを送らせるSNSに誘導した後、「極秘案件」として第三者への相談をさえぎり、「会議中で電話ができない」「急ぎの対応」などを理由にお金を要求する。返信やURLへのアクセスはせず、削除するよう呼びかけ
2026年3月19日偽サイト・偽アカウント。パスワードの入力、個人情報の聞き出し、送金の指示偽アカウントから不正なサイトへ誘導する手口も確認。検索結果の上位のリスティング広告に偽サイトを載せる手口にも注意
2026年3月19日SNSやマッチングアプリで知り合った相手からの投資の勧誘、「副業コンサルタント」を名乗る勧誘投資をさせてそのままだまし取る。口座開設や取引サポートの助言の代わりに、多額のアドバイス料を要求する
SBI VCトレードの役職員がしないことSBI VCトレードは、同社やグループの役職員が、個人のメールアドレスやLINEなどのSNSアカウントを使ってお客さまに連絡したり、非公式のグループの作成を頼んだりすることはないとしています。役員や社員の名前で「LINEグループを作って」「急ぎで送金を」と来たら、詐欺です。

SBI VCトレードは2段階認証を必須にしており、「認証アプリ」か「SMS」の2段階認証を設定していない場合は、メールで届く認証コードの入力が必要です。また2026年3月30日には、なりすましメール対策として「BIMI」を導入し、対応しているメールサービスでは、同社からの正規のメールに企業ロゴが表示されるようにしています。

SBI VCトレードで出金・出庫できないのはなぜ?

SBI VCトレードで出金・出庫が止まる・できない主な理由(公式の説明)
理由内容
クイック入金の直後2023年9月20日から、クイック入金に相当する額の日本円の出金と暗号資産の出庫が7日間できない。入金日を含む7日間が過ぎた8日目の午前7時に解除される
出庫先アドレスの登録時2026年7月10日の案内で、出庫先アドレスの登録時に本人確認書類の提出を求める場合があるとした。本人確認書類が必要というエラー(SA-25071)が出た場合、審査が終わるまでそのアドレスは登録できない
トラベルルールの対象外の送付先出庫できるのは、「Sygna」を使う交換業者、通知対象の国・地域以外の交換業者、プライベートウォレット。bitFlyer、コインチェック、Crypto Garage、Binance Japanのアドレスは、2023年6月1日以降、出庫先として登録できない
確認や調査が必要なとき平日午前10時までの出庫依頼は、原則として翌銀行営業日までに出庫される。法令にもとづく確認手続き、ブロックチェーンの混雑、不正出庫の調査などでは、さらに時間がかかることがある

金融庁と警察庁は2026年8月6日、交換業者の業界団体に対し、入金後の一定期間の出庫制限や出庫先の事前登録制などを含む詐欺対策の強化を要請しています。出庫の条件は今後も変わる可能性があるため、公式サイトのお知らせを確認してください。待ち時間や本人確認の最中に「急いで」「別の方法で送れる」と迫る相手がいたら、立ち止まってください。

SBI VCトレードから詐欺の相手に送ってしまったら?

  1. 追加の購入・出庫をやめる。「出金には手数料や税金が必要」と言われても払わない
  2. 出庫の履歴から、送付先のアドレスとトランザクションID(TXID)を控える(TXIDの確認方法)
  3. ログイン情報を教えてしまった場合は、パスワードを変更し、SBI VCトレードのカスタマーサポート(問い合わせフォーム・有人チャット)に連絡する

送付先が別の取引所のアドレスだったとしても、被害者が自分でその取引所に「凍結してほしい」と頼んで凍結されるわけではありません。凍結は、捜査機関からの要請などにもとづいて行われるものです。そのためにも、送金の記録を残し、送金先がどこなのかを把握しておくことが大切です。お金が戻る仕組みについては、仮想通貨詐欺のお金は戻ってくる?で説明しています。

送金先を調べたい方は、LINEでご相談ください

送金のTXIDや送金先のアドレス、やり取りの画面があれば、お金がどこへ送られたのかを調べられるかどうか、LINEでお答えします。「何を残せばいいか分からない」「TXIDの探し方が分からない」という段階でも構いません。

LINEで相談する(無料)

友だち追加のみで、こちらから電話をかけることはありません。ご相談は無料ですが、資金の回収・返金をお約束するものではありません。

参考

2026年9月10日時点の公式情報にもとづいています。BITPOINTからの移管の日程は公表時点の予定です。出庫の条件や送付先は変わることがあるため、最新の情報はSBI VCトレードの公式サイトで確認してください。

SBI VCトレードと詐欺に関するよくある質問

SBI VCトレードは詐欺ですか?

詐欺ではありません。運営するSBI VCトレード株式会社は、SBIホールディングスの連結子会社で、金融庁に登録された暗号資産交換業者です(関東財務局長 第00011号)。ただし、同社や役職員の名前をかたる詐欺メールや偽サイトが確認されています。

DMM Bitcoinの口座はどうなりましたか?

DMM Bitcoinの口座と預かり資産は、2025年3月8日にSBI VCトレードへ移管されました。DMM Bitcoinでは2024年5月31日に4,502.9BTCの流出が起き、同年9月26日に関東財務局から業務改善命令を受けていました。これはDMM Bitcoinで起きたことで、SBI VCトレード自身の事故ではありません。

BITPOINTの口座はSBI VCトレードに移るのですか?

SBI VCトレードは、BITPOINTサービスの口座と資産を、2026年12月末ごろを目途にVCTRADEサービスへ移管する予定だと公表しています。2026年9月末〜10月ごろに事前移管申込の受付を始める予定です。手続きは、移管対象の人向けの特設サイトと公式のお知らせで確認してください。

SBI VCトレードの役員を名乗るメールで、LINEグループを作るよう頼まれました。

詐欺です。SBI VCトレードは、役員や社員の名前をかたって「業務上の必要により」LINEグループを作らせ、QRコードや招待リンクを送らせるなりすましメールに注意を呼びかけています。同社やグループの役職員が、個人のメールアドレスやLINEでお客さまに連絡することはないとしています。

SBI VCトレードで出庫できない・出庫先アドレスを登録できません。

クイック入金の後は、入金相当額の出金・出庫が7日間できません(8日目の午前7時に解除)。出庫先アドレスの登録時に本人確認書類の提出を求められることもあり、審査が終わるまで登録できません。また、bitFlyer、コインチェック、Crypto Garage、Binance Japanのアドレスは、トラベルルールの関係で出庫先に登録できません。

執筆・監修

小野田泰久

株式会社ベスト 代表取締役 / CryptoTracer 運営責任者

仮想通貨(暗号資産)詐欺の送金先追跡調査に従事。 本記事の内容は、公開されているブロックチェーン情報と、 実際の調査で確認した送金経路の傾向にもとづいて記載しています。 資金の回収・返金や、送金先の持ち主の氏名・住所の特定は行っていません。
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