ビットバンクは詐欺?登録状況と「税金が必要」と言われたとき
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ビットバンク(bitbank)は詐欺ではありません。運営するビットバンク株式会社は、金融庁に登録された暗号資産交換業者です(関東財務局長 第00004号)。2026年6月には、SBIグループによる完全子会社化に向けた基本合意が発表されています。
ビットバンクは、同社で暗号資産を購入・送金した後に「税金が必要」と言われるケースについて、詐欺の可能性が極めて高く、請求に応じないようにと公式ヘルプで呼びかけています。税金を請求しているのはビットバンクではなく、暗号資産を送った先の相手です。
ビットバンクは、国内の暗号資産取引所です。その一方で、「ビットバンクで買って送金したら、相手から税金を払えと言われた」という相談の入口にもなっています。この記事では、ビットバンクの登録状況と、同社が公式に出している注意喚起、引出(出金)や送付が止まる理由を整理します。
ビットバンクは金融庁に登録されている?
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | ビットバンク株式会社(2014年5月設立) |
| 暗号資産交換業の登録 | 関東財務局長 第00004号(2017年9月29日登録) |
| そのほかの登録 | 貸金業者 東京都知事(2)第31821号 |
| 所属団体 | 日本暗号資産等取引業協会 |
| 公式サイト | https://bitbank.cc/ |
ビットバンクはSBIグループの子会社になる?
ビットバンクは2026年6月25日、SBIホールディングスの完全子会社であるSBICAH合同会社による完全子会社化に向けた基本合意書を締結し、一部の株主とSBICAHとの間で株式譲渡契約が結ばれたと発表しました。発表された予定は次のとおりです。
| 時期 | 内容 |
|---|---|
| 2026年6月25日 | 基本合意書と株式譲渡契約の締結 |
| 2026年8月ごろ(予定) | 株式譲渡の実行 |
| 2026年10月ごろ(予定) | MIXIとセレスが持つ株式をビットバンクが自己株式として取得し、取引が完了 |
ビットバンクは、取引所「bitbank」のサービスはこれまでどおり提供するとしています。子会社化を理由に、ログイン情報の入力や暗号資産の送付を求める連絡が来ても応じないでください。
ビットバンクで買って送った後に「税金が必要」と言われたら?
ビットバンクは公式ヘルプで、「ビットバンクで仮想通貨(暗号資産)を購入、送金した後に税金が必要だと言われた」という状況について解説しています。税金や保証金、保険料といった言葉を使ったトラブルで、お金をだまし取られる被害を減らすことが目的だとしています。
| 言われること | ビットバンクの説明 |
|---|---|
| 暗号資産を売買・送金した後、突然「税金が必要」と言われる | 詐欺の可能性が極めて高い。請求に応じない |
| 「税金が発生した」「未納の税金を払わないと処罰される」と連絡が来る | 実際の税務署からの請求ではない。正当な税金なら、公的機関からの通知や請求書を確認する |
| あるサービスに送金した後、出金するには「保証金」が必要と言われる | 詐欺による請求。不審な点があれば、ビットバンクと税務署に相談する |
典型的なのは、SNSなどで知り合った相手に勧められてビットバンクで暗号資産を買い、相手が指定した投資サイトやアドレスに送金したところ、「利益を出金するには先に税金を払う必要がある」と言われる流れです。このとき税金を請求しているのは、ビットバンクではなく送金先の相手です。
ビットバンクを名乗る偽サイトやなりすましアカウントは?
ビットバンクは2025年1月15日、同社や子会社をかたる偽サイトと、公式SNSを装ったなりすましアカウントを確認していると注意を呼びかけました。URLの間に「.」「;」「_」などが余分に入っているなど、公式と見分けがつかないほど手口が巧妙になっているとしています。
- ログインは、ブックマークに登録した公式サイト(https://bitbank.cc/)か公式アプリから行う
- SNSのDMや広告に書かれたURLからはログインしない
- 公式を名乗るアカウントでも、個別に投資や送金を勧めてきたら疑う
ビットバンクは、なりすましメール対策の「BIMI」にも対応しており、対応しているメールサービスでは、公式メールにブランドロゴと認証バッジが表示されます。偽サイトやなりすましアカウントを見つけた場合は、同社の問い合わせフォームから情報を寄せるよう呼びかけています(閉鎖させる活動に使うとしています)。
ビットバンクで暗号資産を引出(出金)できないのはなぜ?
| 理由 | 内容 |
|---|---|
| メール認証が済んでいない | 引出の申請後に届く認証メールのURLを開くと手続きが完了する。一定時間が過ぎると「メール認証タイムアウト」になる |
| アカウントがロックされている | ロックの理由はいくつかあり、いずれの場合もビットバンクからメールで連絡している |
| 登録情報の不足・確認依頼に未対応 | 追加情報の登録や更新が済むまで出金できない。登録には審査がある |
| 入金に関する情報の登録が済んでいない | 2024年4月から、すべての暗号資産の入金について情報の登録が必要 |
| ビットバンクの総合的な判断 | 出金内容をモニタリングしており、判断により出金を取り消すことがある。具体的な理由は開示していない |
| ギャンブルサイトとの入出金 | オンラインカジノなどとの入出金を確認した場合は、ただちに口座を停止する |
ビットバンクから送れる送付先は?
ビットバンクで暗号資産を引き出すには、事前に引出先のアドレスと、受取人の情報(本人かどうか、住所)や出金の目的を登録する必要があり、ビットバンクがその内容を審査します。
また、トラベルルールへの対応として、2025年7月31日からは、送付先が交換業者などの場合は「取引所・サービス」の選択肢に表示される業者にしか送れなくなりました。「その他(自由入力)」欄に業者名を書いても送れません。選択肢には国内の交換業者のほか、海外の業者も含まれていますが、送付できるかどうかは通知の仕組みの話で、その業者が日本で登録を受けているかどうかとは別です。日本の登録業者かどうかは、金融庁の「暗号資産交換業者登録一覧」で確認してください。
ビットバンクで過去に行政処分はあった?
あります。関東財務局は2018年2月1日にシステムリスク管理態勢の報告を命じ、4月18日に立入検査に着手したうえで、6月22日に業務改善命令を出しました。業容の拡大を優先するなかで社内規程が業務の実態とかけ離れていたなど経営管理態勢に問題があったこと、利用者から預かった金銭が帳簿上の残高を頻繁に下回るなど分別管理に問題があったこと、マネー・ローンダリング対策や外部委託先の管理にも問題があったことが理由です。
なお、ビットバンクは、創業以来ハッキング被害による顧客資産の流出はゼロだと説明しています。
ビットバンクから詐欺の相手に送ってしまったら?
- 税金・手数料・保証金は払わない。追加の購入・送金もやめる
- 送金のトランザクションID(TXID)を控える。ビットバンクでは、各暗号資産の出金ページの下部にある最新の出金状況で確認できます(TXIDの確認方法)
- ビットバンクの問い合わせフォームで相談する。ただし、メール認証を済ませた引出はキャンセルできず、ステータスが「送金完了」であればビットバンク側では対応できないとしています
送付先が別の取引所のアドレスだったとしても、被害者が自分でその取引所に「凍結してほしい」と頼んで凍結されるわけではありません。凍結は、捜査機関からの要請などにもとづいて行われるものです。そのためにも、送金の記録を残し、送金先がどこなのかを把握しておくことが大切です。お金が戻る仕組みについては、仮想通貨詐欺のお金は戻ってくる?で説明しています。
送金のTXIDや送金先のアドレス、やり取りの画面があれば、お金がどこへ送られたのかを調べられるかどうか、LINEでお答えします。「何を残せばいいか分からない」「TXIDの探し方が分からない」という段階でも構いません。
LINEで相談する(無料)友だち追加のみで、こちらから電話をかけることはありません。ご相談は無料ですが、資金の回収・返金をお約束するものではありません。
- 金融庁「暗号資産交換業者登録一覧」
- ビットバンク「会社概要」
- ビットバンク「SBIグループへの参画に向けた当社完全子会社化に関する 基本合意書及び株式譲渡契約締結のお知らせ」 — 2026年6月25日
- bitbank Support「ビットバンクで仮想通貨(暗号資産)を購入、送金した後に税金が必要だと言われた」
- ビットバンク「当社を騙る偽サイトならびにSNS上のなりすましアカウントにご注意ください」 — 2025年1月15日
- bitbank Support「【お客様の声をカタチに】フィッシングメール対策としてBIMI対応を行いました!」
- bitbank Support「暗号資産が引出できない」
- bitbank Support「ギャンブルサイトへの取引制限」
- bitbank Support「引出アドレスを登録したい」
- bitbank Support「暗号資産の直接送付が可能な暗号資産交換業者等(VASP)」
- bitbank Support「トランザクションIDを確認したい」
- bitbank Support「暗号資産の引出をキャンセルしたい」
- 関東財務局「ビットバンク株式会社に対する行政処分について」 — 2018年6月22日
2026年9月10日時点の公式情報にもとづいています。子会社化の日程は発表時点の予定です。送付できる業者や引出の条件は変わることがあるため、最新の情報はビットバンクの公式サイトで確認してください。
ビットバンクと詐欺に関するよくある質問
ビットバンクは詐欺ですか?
詐欺ではありません。運営するビットバンク株式会社は、金融庁に登録された暗号資産交換業者です(関東財務局長 第00004号)。
ビットバンクで送金した後、相手から税金を払えと言われました。
払わないでください。ビットバンクは、暗号資産を売買・送金した後に突然「税金が必要」と言われるケースは詐欺の可能性が極めて高いとして、請求に応じないよう公式ヘルプで呼びかけています。税金を請求しているのはビットバンクではなく、送金先の相手です。
ビットバンクはSBIの子会社になるのですか?
ビットバンクは2026年6月25日、SBIグループによる完全子会社化に向けた基本合意書と株式譲渡契約の締結を発表しました。取引の完了は2026年10月ごろの予定で、取引所「bitbank」のサービスはこれまでどおり提供するとしています。
ビットバンクで暗号資産を引出(出金)できません。
ビットバンクは、メール認証が済んでいない、アカウントがロックされている、登録情報の追加や入金に関する情報の登録が済んでいない、といった理由を挙げています。また、出金内容のモニタリングにもとづく同社の判断で出金を取り消すことがあり、その場合の具体的な理由は開示していないとしています。
ビットバンクから、どの取引所にでも送れますか?
送れません。2025年7月31日から、送付先が交換業者などの場合は、アドレス登録画面の「取引所・サービス」の選択肢に表示される業者にしか送れなくなりました。選択肢にあることは、その業者が日本で登録を受けていることを意味しないため、金融庁の登録一覧も確認してください。
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