ゼントレーダー(zentrader)は詐欺?財務局の警告と出金拒否
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ゼントレーダー(zentrader)は、日本で金融商品取引業の登録を受けていません。関東財務局は2025年4月25日、運営者の「ZT Markets Limited」に対し、無登録で店頭デリバティブ取引を勧誘していたとして警告を行い、公表しています。
財務局は、ZT Marketsの所在地(マーシャル諸島)が「Amazingtick Limited」など4つの警告業者と同様もしくは酷似していると付記しています(関係性は不明)。公的機関が詐欺と認定したものではありませんが、無登録業者との取引は、トラブルになっても日本の制度で保護されません。
「HIGH/LOWを選ぶだけ」「最大200%ペイアウト」——ゼントレーダー(zentrader)は、日本語のサイトで宣伝されている海外のバイナリーオプションのサービスです。予測検索には「詐欺」「出金拒否」という言葉が並びます。この記事では、ゼントレーダーについて公的機関が公表している内容と、サイトの表示から分かることを整理します。
ゼントレーダー(zentrader)とはどんな業者?
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サービス名 | zentrader、ゼン・トレーダー |
| 財務局の公表資料上の業者名 | ZT Markets Limited |
| 財務局の公表資料上の所在地 | マーシャル諸島 マジュロの住所(虚偽の可能性があると注記) |
| サイト上の会社の説明 | 2018年10月19日設立、登録番号124359、事業内容は「外国為替およびデリバティブ仲介業務」と表示 |
| 主な商品(サイトの表示) | 値上がりか値下がりかを選ぶバイナリー取引(HIGH/LOW)。最大200%ペイアウト、最低入金額5,000円 |
| 出金の方法(サイトの表示) | 銀行振込、暗号資産、VPRECA(クレジットカードへの直接出金には対応していないと表示) |
| 日本での登録 | なし(金融商品取引業の登録業者ではない) |
| 公的機関の対応 | 関東財務局が2025年4月25日に警告・公表。金融庁の無登録業者の一覧にも掲載 |
ゼントレーダーに金融庁・財務局の警告は出ている?
出ています。関東財務局は2025年4月25日、「ZT Markets Limited」について、インターネットを通じて店頭デリバティブ取引の勧誘を行っていた無登録業者として警告を行ったと公表しました。公表資料には、提供するサービスの名称が「zentrader、ゼン・トレーダー」であると記載されています。
ゼントレーダーのサイトの会社概要には、設立日や登録番号、事業内容は書かれていますが、どの国の金融当局からどんな認可を受けているかの表示は見当たりませんでした。
ゼントレーダーのバイナリー取引は日本で認められている?
バイナリーオプションは、一定時間後の価格が上がるか下がるかを予想する取引で、法律上は店頭デリバティブ取引にあたります。日本の居住者を相手に提供するには、日本の金融商品取引業の登録が必要です。ゼントレーダーはこの登録を受けておらず、財務局から警告を受けています。
日本語のサイトや日本円での入金、日本語のサポートがあることは、日本で認められた業者であることの証明になりません。登録の有無は、金融庁の「免許・許可・登録等を受けている事業者一覧」で確認できます。
ゼントレーダーと所在地が同じ業者はある?
あります。関東財務局は、関係性は不明としたうえで、ZT Marketsの所在地が次の業者と同様もしくは酷似していると付記しています。
- Quality FX Ltd(2024年12月26日に警告)
- Gradian LTD(2024年11月27日に警告)
- Amazingtick Limited(2024年10月25日に警告)
- LIRUNEX LIMITED(2024年4月25日に警告)
このうちAmazingTickは、2024年8月6日にコピートレードの口座で一斉に大きな損失が出たと報じられた海外FX業者です(この件はWeekendFXの記事でも触れています)。また、2026年3月26日に警告されたtheoptionの運営者「Alphabrex OÜ」の2つ目の所在地も、ZT Marketsと同様もしくは酷似していると付記されています。
ゼントレーダーで出金拒否はある?
当社が確認した範囲では、ゼントレーダーの出金拒否について公的機関が発表したものは見当たりませんでした。予測検索に「出金拒否」が出るのは、利用している人や利用を考えている人が不安を感じて調べていることを示しますが、実際にトラブルが起きたかどうかは別の問題です。
ただし、無登録業者との取引では、出金をめぐって争いになっても、日本の金融ADR(裁判外の紛争解決)や、登録業者に義務付けられた顧客資産の分別管理といった仕組みは使えません。出金の条件や、ボーナス・キャッシュバックの扱いは、入金する前に規約で確認しておく必要があります。
ゼントレーダーについて確認できなかった点は?
- 実際の運営者と所在地(公表資料でも虚偽の可能性があるとされています)
- サイトに表示された登録番号がどの国の、どんな登録なのか
- 所在地が同じか酷似しているとされる他の業者との関係(財務局も「関係性は不明」としています)
- 出金拒否の有無と、その件数
ゼントレーダーの出金で困っている場合、今すぐやることは?
- 出金申請の日時と金額、画面に表示されたメッセージを保存する
- サポートとのやり取りは、チャットやメールなど記録が残る方法で行う
- 「出金するには追加の入金が必要」「手数料を先に払えば出金できる」と言われても払わない
- 暗号資産で入金・出金した場合は、送金のTXIDとアドレスを控える(TXIDの確認方法)
- SNSなどで知り合った人に勧められて始めた場合は、その相手とのやり取りも保存する
送金のTXIDや送金先のアドレス、やり取りの画面があれば、お金がどこへ送られたのかを調べられるかどうか、LINEでお答えします。「何を残せばいいか分からない」「TXIDの探し方が分からない」という段階でも構いません。
LINEで相談する(無料)友だち追加のみで、こちらから電話をかけることはありません。ご相談は無料ですが、資金の回収・返金をお約束するものではありません。
- 関東財務局「無登録で金融商品取引業等を行う者について(ZT Markets Limited)」 — 2025年4月25日
- 関東財務局「無登録で金融商品取引業等を行う者について(Alphabrex OÜ)」 — 2026年3月26日。ZT Markets と所在地が同様・酷似と付記
- 金融庁「無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について」
- 金融庁「免許・許可・登録等を受けている事業者一覧」
- ゼントレーダー「会社概要」 — サイトの表示(2026年9月10日確認)
- ゼントレーダー「入出金方法」 — サイトの表示(2026年9月10日確認)
- Myforex「多数のAmazingTickコピートレード口座で一斉に大幅な損失」 — 報道(2024年8月)
2026年9月10日時点の公開情報にもとづいています。ゼントレーダーのサイトの表示は同日に確認したものです。
この記事は、公的機関の公表資料、各サービスの公式サイトの表示、報道など、公開されている情報をもとにまとめたものです。利用者の声として紹介している内容は第三者の報告で、当社が個々の事実関係を確認したものではありません。記載内容の誤りのご指摘や、当事者の方からの訂正・削除のご依頼は、お問い合わせからご連絡ください。確認のうえ対応します。
ゼントレーダー(zentrader)のよくある質問
ゼントレーダーは金融庁に登録されていますか?
登録されていません。関東財務局は2025年4月25日、運営者の「ZT Markets Limited」に対し、無登録で店頭デリバティブ取引を勧誘していたとして警告を行い、公表しています。
ゼントレーダーとAmazingTickは同じ会社ですか?
分かっていません。関東財務局は、ZT Markets Limitedの所在地が Amazingtick Limited などと同様もしくは酷似していると付記したうえで、関係性は不明としています。
ゼントレーダーは暗号資産で出金できますか?
サイトでは、銀行振込、暗号資産、VPRECAでの出金に対応すると表示されています。ただし、ゼントレーダーは日本の登録を受けていない業者で、出金をめぐるトラブルが起きても日本の制度による保護は受けられません。
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