コラム|なりすまし

D Primeを装った詐欺とは?偽サイトと本物の見分け方

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結論

D Prime(Doo Prime)を名乗る偽のサイトやLINEアカウントによる詐欺が確認されています。D Prime自身が2025年8月と12月に注意喚起を出し、出金の際に「税金」「口座の異常」「信用枠の不足」を理由に追加入金を求めるのは詐欺の典型だと説明しています。

本物かどうかは、相手が送ってきたURLではなく、D Primeが公表している公式サイトのURLとLINE IDに1文字も違わず一致するかで確認してください。なお、D Prime(Doo Prime)は日本の金融商品取引業の登録を受けておらず、関東財務局は2024年7月24日に「Doo Prime」へ警告を行っています。

「D Primeで運用すれば確実に増える」——SNSやマッチングアプリで知り合った相手からこう勧められ、指定されたサイトやアプリに入金したものの、出金しようとすると追加の支払いを求められる。こうした被害が、実在する海外FXブローカー「D Prime」の名前を使って起きています。この記事では、D Prime公式の注意喚起と公的機関の公表内容をもとに、偽物の見分け方を整理します。

D Prime(Doo Prime)とはどんな会社?

D Prime(Dプライム)は、海外のFX・CFDブローカーです。日本語の公式サイトや公式LINE、お知らせを掲載する「D Prime メディアセンター」を運営しており、サポートのメールアドレスやメディアセンターには「Doo Prime(ドゥープライム)」の名前のドメインが使われています。

ただし、D Prime(Doo Prime)は日本の金融商品取引業の登録を受けていません。関東財務局は2024年7月24日、「Doo Prime」がインターネットを通じて店頭デリバティブ取引の勧誘を行っていたとして警告し、公表しています(所在地は「不明」とされています)。偽物に限らず、本物のD Primeと取引する場合でも、日本の法律にもとづく投資者保護の対象外である点は知っておく必要があります。

D Primeを装った詐欺はどう進む?

D Primeの2025年12月2日の注意喚起によると、確認されている被害の多くは、D Primeを装った偽サイトによるものか、SNSを介したロマンス詐欺と組み合わされたものです。同社は、詐欺サイトによくある特徴として次の3つを挙げています。

D Prime公式が挙げる、D Primeを装った詐欺サイトの特徴
特徴具体的な言動
不明な連絡手段LINEやTelegramなどで突然個別に投資を勧められ、非公式のURLへ誘導される
高利益の保証「必ず儲かる」「絶対に損をしない」と、リスクがないかのように説明して入金を促す
不当な出金拒否と追加入金出金申請の際に「税金の支払いが必要」「口座に異常がある」「信用枠が不足している」などと言って出金を拒み、さらに入金を求める

同社は、第三者からD Primeの利用を勧められた場合でも、自分で公式サイトに直接アクセスして確認するよう呼びかけています。2025年8月27日には、同社の名前を無断で使った偽のLINEアカウントやSNSによる詐欺行為を確認したとして注意を呼びかけ、なりすましに対しては法的措置を進めているとしています。

D Primeの本物と偽物はどう見分ける?

D Primeは注意喚起の中で、公式の窓口を次のとおり公表し、これ以外はすべて非公式だとしています。

D Primeが公表している公式窓口(2026年9月10日時点の注意喚起より)
窓口公式として公表されているもの
公式サイトhttps://www.dprimejp.com
公式X@DPrimeFX_JP
公式Instagram@dprime_jp
公式LINEアカウント名「D Prime JP」、LINE ID「@355dzjal」
カスタマーサポートjp.support@dooprime.com

D Primeは、アルファベット1文字の違いでも偽サイトにつながる可能性があるとして、URLが公式の情報と「完全に一致しているか」を確認するよう呼びかけています。相手が送ってきたリンクは使わず、URLを1文字ずつ見比べてください。公式窓口は変わることがあるため、最新の情報はD Primeの注意喚起ページで確認してください。

もう一つの目安は入金先です。やり取りの相手が指定する個人名義の銀行口座や、相手から送られてきた暗号資産のアドレスへ入金するよう求められた場合は、D Primeの名前が使われていても、D Primeとの取引ではない可能性を強く疑ってください。

偽のD Primeで「出金できない」と言われたら?

「先に税金を払えば出金できる」「口座に異常があるので解除金が必要」「信用枠が足りない」といった説明は、D Prime公式が詐欺の典型的な手口として挙げているものと同じ構図です。追加の支払いはしないでください。

  1. 追加の入金をしない。相手に「確認中」と伝えるだけで構いません
  2. 偽サイトのURL、相手のLINE・Telegramのアカウント、入金先の口座またはアドレス、送金のTXIDを保存する(TXIDの確認方法)
  3. D Primeの公式窓口に、利用していたサイトやアカウントが公式のものかを問い合わせる
  4. 銀行振込で入金した場合は、振込先の金融機関にすぐ連絡する
  5. 「D Primeの担当者」「回収の専門家」を名乗って後から連絡してくる相手にも注意する(二次被害の記事)
送金先を調べたい方は、LINEでご相談ください

送金のTXIDや送金先のアドレス、やり取りの画面があれば、お金がどこへ送られたのかを調べられるかどうか、LINEでお答えします。「何を残せばいいか分からない」「TXIDの探し方が分からない」という段階でも構いません。

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友だち追加のみで、こちらから電話をかけることはありません。ご相談は無料ですが、資金の回収・返金をお約束するものではありません。

D Primeを装った詐欺について確認できなかった点は?

参考

2026年9月10日時点の公開情報にもとづいています。

この記事の情報について

この記事は、公的機関の公表資料、各サービスの公式サイトの表示、報道など、公開されている情報をもとにまとめたものです。利用者の声として紹介している内容は第三者の報告で、当社が個々の事実関係を確認したものではありません。記載内容の誤りのご指摘や、当事者の方からの訂正・削除のご依頼は、お問い合わせからご連絡ください。確認のうえ対応します。

D Primeを装った詐欺のよくある質問

D Prime(Doo Prime)自体は詐欺ですか?

D Prime(Doo Prime)は実在する海外のFX・CFDブローカーで、同社自身が偽サイトへの注意を呼びかけています。一方で、日本の金融商品取引業の登録は受けておらず、関東財務局は2024年7月24日に「Doo Prime」へ警告を行っています。

D Primeで出金に税金が必要と言われました。払うべきですか?

払わないでください。出金の際に「税金の支払いが必要」「口座に異常がある」「信用枠が不足している」と言って追加入金を求めるのは、D Prime公式が典型的な詐欺の手口として挙げているものです。やり取りと入金の記録を保存してください。

D Primeの公式LINEはどれですか?

D Primeが公表している公式LINEは、アカウント名「D Prime JP」、LINE ID「@355dzjal」です(2026年9月10日時点)。これ以外のアカウントから投資を勧められた場合は、偽物を疑ってください。

執筆・監修

小野田泰久

株式会社ベスト 代表取締役 / CryptoTracer 運営責任者

仮想通貨(暗号資産)詐欺の送金先追跡調査に従事。 本記事の内容は、公開されているブロックチェーン情報と、 実際の調査で確認した送金経路の傾向にもとづいて記載しています。 資金の回収・返金や、送金先の持ち主の氏名・住所の特定は行っていません。
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