コラム|無登録業者

Mugen Markets(ムゲンマーケッツ)は詐欺?規約に新宿FXの名前

公開日:

結論

Mugen Markets(ムゲンマーケッツ)は、日本で金融商品取引業の登録を受けていません。しかもサイトの利用規約は「新宿FX株式会社は…設立され」で始まり、リスク警告開示にも「新宿FX LIMITED」と書かれています。新宿FXは、2025年8月28日に関東財務局から無登録業者として警告を受けた業者の名前です。

プライバシーポリシーの登録番号「2024-00263」は、新宿FXや、財務局の警告を受けたKizuna Holdings JP・Shibuya Capital FX・Nihon Marketsなど、別の名前の8つのサイトに同じものが載っています。当社は、Mugen Marketsは警告を受けた業者と同じ業者が名前を変えて作ったサイトとみており、投資詐欺の可能性が極めて高いと判断しています。入金や遠隔操作ソフトのインストールには応じないでください。

「無限(Mugen)」という日本語を思わせる名前と、東京・渋谷の住所を載せた日本語のサイトで、FXやCFDの取引を勧める業者があります。Mugen Markets自体は、2026年9月11日時点で財務局の警告を受けていません。それでも注意が必要な理由を、サイトが自ら表示している内容から整理します。

Mugen Markets(ムゲンマーケッツ)とはどんな業者?

Mugen Marketsの基本情報(2026年9月11日時点の公開情報)
項目内容
サービス名Mugen Markets(ムゲンマーケッツ)
サイトhttps://mugenmarkets.com/ (2026年9月11日時点で表示あり。日本語)
ドメインの登録日2026年4月5日(ドメインの登録情報より)
サイトが載せる住所東京都渋谷区神宮前、英国ロンドン
サイトが載せる電話番号日本の050から始まる番号、英国の番号
サイト上の会社の説明プライバシーポリシーは「Mugen Markets LIMITED」がセントルシアの国際ビジネス会社法にもとづき登録番号「2024-00263」で設立されたと表示。利用規約とリスク警告開示には「新宿FX株式会社」「新宿FX LIMITED」の名前
取扱い(サイトの表示)FX、株式、株価指数、コモディティ、暗号資産のCFD
口座の種類(サイトの表示)ブロンズ(最低入金額5,000ドル、最大100倍)から、ダイヤモンド(250,000ドル、最大400倍)まで5種類
日本での登録なし(金融商品取引業の登録業者ではない)
公的機関の対応Mugen Markets の名前での警告は、2026年9月11日時点で見当たらない(規約に名前がある新宿FXは、2025年8月28日に関東財務局が警告)

Mugen Marketsの規約に「新宿FX」の名前があるのはなぜ?

Mugen Marketsのサイトのうち、運営会社について書かれたページを並べると、次のようになっています。

Mugen Marketsのサイトにある運営会社の表示(2026年9月11日確認)
ページ運営会社についての表示
利用規約「新宿FX株式会社は、セントルシアの国際ビジネス会社法…に基づいて設立され」「登録番号は###です。登録住所はADDRESSです」。同じページの後半では「Mugen Markets Limited(登録番号###)」
リスク警告開示「新宿FX LIMITED で取引口座を開設する前に」「新宿FX LIMITED の商号であり、登録番号は 2024- です」、登録住所は「ADDRESS」
プライバシーとセキュリティの方針「Mugen Markets LIMITED」がセントルシアの国際ビジネス会社法にもとづき、登録番号「2024-00263」で設立

自分とは別の会社の名前が規約に残っているのは、別のサイトの文書を、名前だけ差し替えて使い回しているためと考えられます。しかも、その「新宿FX」は、関東財務局が2025年8月28日に無登録で店頭デリバティブ取引を勧誘していたとして警告した業者の名前です(新宿FXの記事)。

サイトの作りにも、使い回しの跡があります。サイトのデータでは、各ページの作成日時が2025年7月16日〜17日となっており、ドメインが登録された2026年4月5日より前です。ほかのサイトで作ったページを、新しいドメインに移したとみられます。

Mugen Marketsと同じ登録番号を載せているサイトは?

当社が2026年9月11日に確認したところ、プライバシーポリシーに同じ「セントルシアの登録番号2024-00263」を載せているサイトが、Mugen Marketsを含めて少なくとも8つありました。

プライバシーポリシーに「登録番号2024-00263」を載せているサイト(2026年9月11日確認)
サイトの名前関東財務局の警告
新宿FX2025年8月28日
Kizuna Holdings JP2026年2月25日
Shibuya Capital FX2026年2月25日
Nihon Markets2026年8月27日
Mugen Marketsなし(2026年9月11日時点)
Fuji Marketsなし(2026年9月11日時点)
Nozomi Marketsなし(2026年9月11日時点)
西松フィナンシャルなし(2026年9月11日時点)

会社の登録番号は1社ごとに割り当てられるもので、別々の会社が同じ番号を持つことは通常ありません。同じ番号を使い回していることと、Mugen Marketsの規約に新宿FXの名前が残っていることから、当社は、これらは同じ業者が名前を変えて作ったサイトとみています。財務局は各社の関係について何も書いていません。詳しくは同じ登録番号の8社のまとめで整理しています。

当社の判断Mugen Marketsは、財務局から警告を受けた新宿FXの名前を規約に残し、警告を受けたほかの業者と同じ登録番号を載せています。日本の登録もありません。当社は、Mugen Marketsは投資詐欺の可能性が極めて高いと判断しています。財務局の警告がまだないことは、安全であることを意味しません。

Mugen Marketsで気をつけたいことは?

「サポートのため」と言われても、遠隔操作アプリを入れないでください遠隔操作アプリは、離れた場所にいる相手が、あなたのパソコンやスマートフォンの画面を見たり操作したりできるようにするものです。国民生活センターは、副業や投資の勧誘で「説明のために必要」などと言われて遠隔操作アプリを入れさせられる例があるとして、安易にインストールしないよう呼びかけています。

Mugen Marketsについて確認できなかった点は?

Mugen Marketsに入金してしまったら、今すぐやることは?

  1. 追加の入金をしない。出金のための税金・手数料・保証金を求められても払わない
  2. 取引画面にログインできるうちに、残高、入金と出金申請の履歴、担当者とのやり取り、利用規約のページを保存する
  3. 遠隔操作アプリ(AnyDeskなど)を入れるよう言われても応じない。すでに接続させてしまった場合は、接続を切り、相手に操作させない
  4. 銀行振込で入金した場合は、振込先の口座情報を控え、振込先の金融機関にすぐ連絡する
  5. 暗号資産で入金した場合は、送金のTXIDと入金先のアドレスを控える(TXIDの確認方法)
  6. 「お金を取り戻せる」と後から連絡してくる相手に注意する(二次被害の記事)
送金先を調べたい方は、LINEでご相談ください

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友だち追加のみで、こちらから電話をかけることはありません。ご相談は無料ですが、資金の回収・返金をお約束するものではありません。

参考

2026年9月11日時点の公開情報にもとづいています。Mugen Marketsのサイトの表示は同日に確認したものです。

この記事の情報について

この記事は、公的機関の公表資料、各サービスの公式サイトの表示、報道など、公開されている情報をもとにまとめたものです。利用者の声として紹介している内容は第三者の報告で、当社が個々の事実関係を確認したものではありません。記載内容の誤りのご指摘や、当事者の方からの訂正・削除のご依頼は、お問い合わせからご連絡ください。確認のうえ対応します。

Mugen Markets(ムゲンマーケッツ)のよくある質問

Mugen Marketsは金融庁に登録されていますか?

登録されていません。2026年9月11日時点で、金融庁の登録業者の一覧にMugen Marketsの名前はありません。Mugen Markets の名前での財務局の警告もまだありませんが、規約に名前がある新宿FXは、2025年8月28日に関東財務局から無登録業者として警告を受けています。

Mugen Marketsと新宿FXは同じ会社ですか?

財務局は両者の関係について何も書いていません。ただ、Mugen Marketsの利用規約とリスク警告開示には新宿FXの名前が残っており、プライバシーポリシーの登録番号「2024-00263」も新宿FXのサイトと同じです。当社は、同じ業者が名前を変えて作ったサイトとみています。

Mugen Marketsは渋谷の会社ですか?

はっきりしません。サイトは東京都渋谷区神宮前とロンドンの住所を載せていますが、規約ではセントルシアの会社としており、登録番号や登録住所の欄が「###」「ADDRESS」のままのページもあります。日本の住所を載せていても、日本の登録がないことに変わりはありません。

執筆・監修

小野田泰久

株式会社ベスト 代表取締役 / CryptoTracer 運営責任者

仮想通貨(暗号資産)詐欺の送金先追跡調査に従事。 本記事の内容は、公開されているブロックチェーン情報と、 実際の調査で確認した送金経路の傾向にもとづいて記載しています。 資金の回収・返金や、送金先の持ち主の氏名・住所の特定は行っていません。
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