仮想通貨詐欺コラム|なりすまし

ありあけキャピタルは詐欺?SNSで名前を使った投資勧誘の確かめ方

公開日:

結論

ありあけキャピタル株式会社は、金融庁の登録一覧に載っている、実在の投資運用会社です(関東財務局長(金商)第3229号、登録は2021年2月3日、業務の種別は投資運用業)。当社が確認した範囲で、金融庁の無登録業者の警告リストには載っていません。

公式サイトは、「SNS等で当社名を騙った投資詐欺の疑いがある事案が発生しています」「一般のお客さまへの投資勧誘や資金募集、振込依頼等を一切行っておりません」と注意しています。つまり、「ありあけキャピタルの名前で、個人に投資を勧める連絡」は、本人の連絡ではない可能性が高いということです。

「ありあけキャピタルという会社から、投資の連絡が来た。詐欺ではないのか」——検索すると、「詐欺」「評判」「金融庁」という語が並びます。この記事では、金融庁の登録一覧と、公式サイトの注意喚起を当社が直接確かめて、この名前をどう扱えばよいかを整理します。

この記事に出てくる業者名・サービス名が、金融庁の警告に載っているかどうかは、金融庁の警告業者を検索できるページで確かめられます。

ありあけキャピタルは、実在する会社?

実在します。当社が確認した金融庁の金融商品取引業者登録一覧(Excel版)に、「ありあけキャピタル株式会社」が載っています。

金融庁の登録一覧と、公式サイトの表示(2026年10月16日確認)
項目内容
登録番号関東財務局長(金商)第3229号
登録年月日2021年2月3日
業務の種別投資運用業
加入協会一般社団法人 日本投資顧問業協会(公式サイトの表示)
所在地東京都中央区
公式サイトの番号・区分登録一覧と一致(関東財務局長(金商)第3229号、投資運用業)

公式サイトの説明では、日本の上場企業を投資対象として、企業との対話(エンゲージメント)を通じたテーマ特化型・集中投資を行う運用会社で、議決権の行使など、スチュワードシップ責任を重視するとされています。個人向けの投資勧誘は、当社が確認したサイトには載っていません。

金融庁の警告リストには、載っている?

載っていません。当社が確認した、金融庁の無登録業者の警告リスト(HTML版・エクセル版)に、「ありあけ」「Ariake」の名前は見当たりませんでした。警告を受けている業者ではありません。

ここで注意したいのは、「警告リストに載っていない」ことと、「その名前を使った連絡が本物である」ことは、別だという点です。登録のある実在の会社の名前を、SNSなどで別の誰かが使うことがあります。

公式サイトは、何と注意している?

ありあけキャピタルの公式サイトには、トップに「重要なお知らせ」があり、「当社を装ったSNSアカウント等を使った投資勧誘や資金募集にご注意ください」と書かれています。本文には、次の注意が載っています。

この注意喚起には、日付が書かれていませんでした。当社が確認した範囲では、金融庁・財務局・日本投資顧問業協会が、この件を取り上げた個別の注意喚起は、見当たりませんでした。偽のアカウントやサイトの実物も、当社は確認できていません。

⚠ 当社の見解ありあけキャピタルの名前を名乗って、個人に投資を勧めたり、資金を募ったり、振込を求めたりする連絡は、当社は、本人の連絡ではない可能性が高いと考えます。公式サイトが、そうした勧誘や振込依頼を一切行っていないと明記しているためです。登録番号が実在することは、勧誘が本物である根拠になりません。

ドメインは、いつ登録された?

公式サイト(ariakecapital.com)のドメインは、登録記録(RDAP)で、2020年2月5日に登録され、期限は2027年2月5日、レジストラはGMOインターネット(お名前.com)でした。登録の約1年後に、金融庁への登録(2021年2月3日)があります。ドメインが古いことは、運営の信頼性を示すものではありませんが、本物の会社の公式サイトのURLは、登録一覧や、会社の公式の案内から確かめることができます。

名前を見かけたとき、どう照合する?

  1. 登録一覧で、番号・名称・所在地・電話番号を確かめる。勧誘してきた相手の情報と、一致するか
  2. 連絡の経路を確かめる。公式サイトが、勧誘や振込依頼を行わないと明記している場合、そうした連絡は本人のものではない可能性が高い
  3. 公式サイトのURLを、検索や登録一覧の案内から辿る。LINEやSNSで渡されたリンクは使わない
  4. 個人名義の口座への振込を求められたら、止まる。登録のある金融商品取引業者が、そうした指示をすることは、通常ありません
  5. 「今だけの募集」「限定枠」と急かされたら、いったん止まる。詳しくは仮想通貨詐欺の見分け方にまとめています

この記事で確認できなかった点は?

連絡を受けた・送金してしまったら、まず何をする?

  1. これ以上、返信・入金・個人情報の送信をしない。「当選」「限定」と言われても応じない
  2. 相手のアカウント、メッセージ、サイトの画面、振込先を、削除せず画像で保存する
  3. 銀行振込で払った場合は、振込先の金融機関にすぐ連絡する。暗号資産で送った場合は、送金のTXIDと送金先のアドレスを控える(TXIDの確認方法)
  4. 「取り戻せる」と後から連絡してくる相手に注意する(二次被害の記事)
送金先を調べたい方は、LINEでご相談ください

送金のTXIDや送金先のアドレス、やり取りの画面があれば、お金がどこへ送られたのかを調べられるかどうか、LINEでお答えします。「何を残せばいいか分からない」「TXIDの探し方が分からない」という段階でも構いません。

LINEで無料相談

友だち追加のみで、こちらから電話をかけることはありません。ご相談は無料ですが、資金の回収・返金をお約束するものではありません。

参考

2026年10月16日時点の公開情報にもとづいています。ありあけキャピタル株式会社は、金融庁の登録一覧に載る実在の登録業者で、この件では名前を使われた側です。偽の連絡の実物は、当社は確認できていません。

この記事の情報について

この記事は、公的機関の公表資料、各サービスの公式サイトの表示、報道など、公開されている情報をもとにまとめたものです。利用者の声として紹介している内容は第三者の報告で、当社が個々の事実関係を確認したものではありません。記載内容の誤りのご指摘や、当事者の方からの訂正・削除のご依頼は、お問い合わせからご連絡ください。確認のうえ対応します。

ありあけキャピタルに関するよくある質問

ありあけキャピタルは詐欺会社ですか?

違います。金融庁の登録一覧に載る実在の登録業者(関東財務局長(金商)第3229号、投資運用業)で、金融庁の警告リストには載っていません。公式サイトは、SNS等で当社名を騙った投資詐欺の疑いがある事案が発生していると注意しています。

ありあけキャピタルを名乗る人から、投資の連絡が来ました。本物ですか?

当社は、本人の連絡ではない可能性が高いと考えます。公式サイトは、一般のお客さまへの投資勧誘や資金募集、振込依頼等を一切行っていないと書いています。返信・入金はせず、連絡の記録を保存してください。

登録番号を調べたら実在していました。それでも信用できませんか?

登録番号が実在することは、勧誘が本物だという根拠になりません。番号は誰でも書き写せます。登録一覧で番号の持ち主の名称・所在地・電話番号を確かめ、勧誘の連絡と一致するかを見てください。

金融庁の警告リストに載っていなければ、安心ですか?

リストに載っていないことと、その名前を使った連絡が本物であることは別です。登録のある実在の会社の名前を、別の誰かがSNSなどで使うことがあります。連絡の経路と、振込先が個人名義でないかを確かめてください。

執筆・監修

小野田泰久

株式会社ベスト 代表取締役 / CryptoTracer 運営責任者

仮想通貨(暗号資産)詐欺の送金先追跡調査に従事。 本記事の内容は、公開されているブロックチェーン情報と、 実際の調査で確認した送金経路の傾向にもとづいて記載しています。 資金の回収・返金や、送金先の持ち主の氏名・住所の特定は行っていません。
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