Bitcoin 360 AIは詐欺?ベルギー当局が警告した自動売買の勧誘サイト
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Bitcoin 360 AIは、ベルギーの金融サービス市場機構(FSMA)が2024年2月、詐欺的なオンライン取引プラットフォームとして名前を挙げたサイトです。FSMAが最初に挙げたウェブサイト bitcoin360ai.com は、2026年9月11日時点でも日本語を含む多くの言語で公開されています。
サイト自身は「取引サービスを提供しておらず、資金も預からない」とし、申し込んだ人の連絡先を名前の出ない「ブローカー」に渡して、電話をかけさせる仕組みだと書いています。当社は、このサイトは投資詐欺の入り口になる勧誘サイトである可能性が極めて高いと判断しています。名前や電話番号を入力しないでください。
「AIが自動で取引して、誰でも稼げる」という広告から Bitcoin 360 AI のサイトにたどり着き、名前と電話番号を入力したら、知らない番号から電話がかかってきた——。この記事では、海外の金融当局の警告と、当社がサイトの表示を直接確認して分かったことを整理します。
Bitcoin 360 AIとはどんなサイト?
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サイトが名乗る名前 | Bitcoin 360 Ai(「BTC Evex 3.0 Pro」などの名前も併記) |
| 確認したドメイン | bitcoin360ai.com(日本語のページもある) |
| ドメインの登録日 | 2022年5月16日(ドメインの登録情報より) |
| サイトの説明 | AIを使った暗号資産(仮想通貨)の取引の情報を提供し、利用者を外部の「ブローカー」につなぐ。自らは取引サービスを提供せず、資金も預からないとする |
| 所有者 | 「所有権や投資家の詳細を公開することはできません」として明かしていない |
| 初回の入金額 | 「ほとんどのブローカーでは250ユーロ」とする |
| 海外当局の対応 | ベルギーFSMAが2024年2月14日に名前を挙げて警告。英国FCAも、別のドメイン(bitcoin-360-ai.co)を使う業者に警告 |
| 日本での登録 | 金融庁の登録業者ではない(金融庁・財務局の無登録業者の一覧にも名前はない) |
Bitcoin 360 AIに海外の金融当局は警告している?
しています。ベルギーの金融サービス市場機構(FSMA)は2024年2月14日、「詐欺的な取引プラットフォーム:詐欺師はどうやってあなたのデータを手に入れるのか」という注意喚起の中で、「Bitcoin 360 Ai」を名指しし、bitcoin360ai.com を含む4つのウェブサイトを挙げています。
英国の金融行為規制機構(FCA)は2025年10月30日、「Lenthor Bitmark」という名前でウェブサイト bitcoin-360-ai.co を使う業者について、許可を受けておらず英国の人を狙っている可能性があると警告しました。また、FSMAが挙げたドメインの1つ the-bitcoin360-ai.com には現在、ドイツ・バーデン・ヴュルテンベルク州の刑事局が検察の依頼を受けて「このプラットフォームと犯罪的な内容を差し押さえた」とする表示が出ています。
Bitcoin 360 AIに登録するとどうなる?
サイトは、自分たちは取引をせず、利用者の資金も預からず、入出金も扱わないと説明しています。そのうえで、申し込みフォームに名前・メールアドレス・電話番号を入力すると、「お客様の連絡先情報をサポートブローカーに転送」し、「当社のエージェントがまもなくご連絡いたします」と表示される仕組みです。
つまり、実際にお金を受け取るのは、サイトに名前の出てこない「ブローカー」です。どの会社がどこの国の許可を受けているのかは、サイトのどこにも書かれていません。電話をかけてきた相手に言われるまま入金すると、相手が誰なのか分からないまま、お金を渡すことになります。
Bitcoin 360 AIの日本語ページで気になる点は?
- 商品名が入るはずの場所に「K002は、初心者が…」のような記号のまま残っている箇所がある
- よくある質問に「Bitcoin 350 Ai」と、名前を間違えた箇所がある
- 申し込みの説明に「Immediate Definity Ai の教育リソースにアクセス」と、別の名前が残っている
- 英語のページには「2023年の第2・第3四半期に導入する機能で手数料を得る」と、古い予定のまま書かれている
- 利用規約の準拠法が「the laws of the Country(その国の法律)」と、国名を入れないままになっている
よくある質問では「Bitcoin 360 Aiの所有者は誰ですか?」に対し、「プライバシーおよび投資家との契約により、現在、所有権や投資家の詳細を公開することはできません」と答えています。運営者が名乗れないサービスに、名前や電話番号を渡すべきではありません。
Bitcoin 360 AIについて確認できなかった点は?
- サイトを実際に運営している者と所在地
- 申し込んだ人の連絡先がどのブローカーに渡され、そのブローカーがどこの許可を受けているか
- 英国FCAが警告した bitcoin-360-ai.co の業者と、bitcoin360ai.com が同じ者かどうか
- 日本の人がどのような広告から誘導されているか、入金した人の人数や金額の規模
Bitcoin 360 AIに登録・入金してしまったら、今すぐやることは?
- 電話の相手に言われても、入金や追加の入金をしない。遠隔操作アプリの導入や、クレジットカード・身分証の情報の提供にも応じない
- かかってきた電話番号、相手が名乗った会社名、案内された取引サイトのURL、やり取りの記録を残す
- クレジットカードや銀行振込で入金した場合は、カード会社や振込先の金融機関にすぐ連絡する
- 暗号資産で入金した場合は、送金のTXIDと入金先のアドレスを控える(TXIDの確認方法)
- 「お金を取り戻せる」と後から連絡してくる相手に注意する(二次被害の記事)
送金のTXIDや送金先のアドレス、やり取りの画面があれば、お金がどこへ送られたのかを調べられるかどうか、LINEでお答えします。「何を残せばいいか分からない」「TXIDの探し方が分からない」という段階でも構いません。
LINEで相談する(無料)友だち追加のみで、こちらから電話をかけることはありません。ご相談は無料ですが、資金の回収・返金をお約束するものではありません。
- FSMA「Fraudulent trading platforms: how fraudsters obtain your data」 — ベルギー金融サービス市場機構。2024年2月14日。Bitcoin 360 Ai を名指し(英語)
- FCA「Lenthor Bitmark」 — 英国金融行為規制機構。2025年10月30日。ウェブサイト bitcoin-360-ai.co(英語)
- bitcoin360ai.com のドメイン登録情報(RDAP) — 登録日 2022年5月16日
- 金融庁「無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について(HTML版)」 — 2026年9月11日確認。Bitcoin 360 AI の名前はない
- 金融庁「免許・許可・登録等を受けている事業者一覧」
2026年9月11日時点の公開情報にもとづいています。サイトの説明と日本語ページの表記は、当社が同日にサイトを直接確認したものです(申し込みフォームには入力していません。読者を誘導しないよう、サイトへのリンクは載せていません)。
この記事は、公的機関の公表資料、各サービスの公式サイトの表示、報道など、公開されている情報をもとにまとめたものです。利用者の声として紹介している内容は第三者の報告で、当社が個々の事実関係を確認したものではありません。記載内容の誤りのご指摘や、当事者の方からの訂正・削除のご依頼は、お問い合わせからご連絡ください。確認のうえ対応します。
Bitcoin 360 AIの口コミ・評判に関するよくある質問
Bitcoin 360 AIは本物の投資サービスですか?
サイト自身が、取引サービスを提供せず資金も預からないと説明しています。申し込んだ人の連絡先を名前の出ない「ブローカー」に渡す仕組みで、ベルギーの金融当局は2024年2月、詐欺的な取引プラットフォームとして名前を挙げています。
Bitcoin 360 AIに登録したら電話がかかってきました。どうすればいいですか?
入金や遠隔操作アプリの導入には応じず、電話番号や相手が名乗った会社名、案内されたサイトを記録してください。サイトは、登録した人の連絡先をブローカーに渡し、その「エージェント」が連絡すると説明しています。
Bitcoin 360 AIは金融庁に登録されていますか?
登録されていません。2026年9月11日時点で、金融庁の登録業者の一覧にBitcoin 360 AIの名前はありません。サイトは所有者も明かしていません。
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