仮想通貨詐欺コラム|投資サービス

Logos x AIは詐欺?AIOSを最長730日ロックで販売、価格は97%超下落

公開日:

結論

Logos x AI(logosai.markets)は、独自トークン「AIOS」を1枚0.09〜0.15ドルで、180〜730日のロック(売れない期間)付きで販売してきました。サイトに載っている販売枠は13件、表示どおりに計算すると販売額は約653万ドルです。

AIOSは2026年1月に取引所LBankに上場し、夏までは0.6ドル前後でしたが、8月中旬から急落し、9月15日の終値は0.00267ドルと、販売価格の97%以上下です。ロック中の人は、その間売ることができません。サイトには会社名も住所も利用規約もなく、日本の金融庁の登録一覧にも名前がありません。購入やウォレットの接続はしないでください。

「AI×ブロックチェーンの有望なプロジェクト。ロックしておけば年利20%」とSNSで知り合った相手に勧められ、Logos x AI でウォレットをつないでAIOSを買った——。ロックが明けるまで待つように言われていても、その間にトークンの価値はどうなっているのでしょうか。この記事では、当社がサイトに載っている販売の記録と取引所の価格、公的な一覧を直接確認して分かったことを整理します。

Logos x AI(logosai.markets)とはどんなサイト?

Logos x AI の基本情報(2026年9月17日確認)
項目内容
ドメインの登録2026年5月2日(有効期限は2031年5月2日)。ただし販売はこれより前の2025年10月から続いている
運営会社・所在地記載なし
利用規約・プライバシーポリシーなし(該当のページは存在しない)
言語英語のみ
使い方暗号資産のウォレットをつなぎ、USDTかUSDCでトークン「AIOS」を買う(BNB Smart Chain)
うたっていること「$210 Million Raised in Series A and B」(2億1千万ドルの資金調達)、「No KYC Required」(本人確認なし)

2億ドルを超える資金を集めたとうたいながら、運営する会社の名前も、利用者との約束ごとを定める利用規約もありません。本人確認をしないことを利点としてうたっている点も、登録を受けた事業者とは逆です。

Logos x AIのAIOSは、どんな条件で売られてきた?

サイトの「LaunchPad」のページには、販売枠(プール)の記録が埋め込まれています。当社が読み取った13件をまとめると次のとおりです(金額はサイトに表示された販売数と価格から計算したもので、ブロックチェーン上の入金額とは照合していません)。

Logos x AI の販売枠(サイトの記録。2026年9月17日確認)
販売枠販売開始ロック期間年利の表示1枚の価格販売額(計算)
Keynote 1st〜3rd2025年10月8日180/365/730日1/10/20%0.1/0.1/0.09ドル約115万ドル
Anchor 1st2025年10月29日365日10%0.1ドル約40万ドル
Ignition2025年12月5日365日10%0.1ドル約70万ドル
Ascent 1st・2nd2026年1月19日270/365日10/15%0.15/0.12ドル約60万ドル
Zenith 1st〜3rd2026年2月20日180/365/730日10/15/20%0.15/0.12/0.1ドル約174万ドル
Primal 1st〜3rd(1st・2ndは販売中)2026年5月12日180/365/730日10/15/20%0.15/0.12/0.1ドル約194万ドル

ロックの期間が長いほど年利の表示が高く、価格が安くなる仕組みです。販売価格は後の枠ほど上がり(0.09→0.15ドル)、「今が有利」と思わせる形になっています。サイトのニュースも、上場前の購入を「最も効率的に集める機会のひとつ」と勧めていました。

Logos x AIのAIOSの価格はいまいくら?

AIOSは、Logos x AI 自身の告知どおり2026年1月に暗号資産取引所LBankに上場しています。LBankが公開している価格のデータでは、夏まではおおむね0.6ドル前後でしたが、8月中旬から急落しました。

LBank の AIOS/USDT の終値(日足。当社がLBankの公開データで確認)
日付終値(ドル)
2026年8月16日0.596
2026年8月19日0.262
2026年8月25日0.036
2026年8月31日0.0062
2026年9月15日0.00267

9月15日の終値は、LaunchPadの販売価格(0.09〜0.15ドル)の97%以上下です。仮に0.12ドルで1万ドル分を買っていれば、この価格では約220ドル分になります。しかもロック期間中は売ることができません。

Logos x AI は2026年8月25日のニュースで、最近の価格の下落を説明するような大きな内部の問題はないとしつつ、「価格がいつ回復するかは約束できない(We cannot promise when the token price will recover.)」と書いています。急落の原因や、誰が売ったのかは、当社は確認していません。

当社の判断運営会社も利用規約も示さずに、年利の表示と長いロックを組み合わせてトークンを売り続け、その価格が販売価格の97%以上下まで下がっていることから、当社は、Logos x AI でこれからトークンを買ったり、「ロック明けまで待てば取り戻せる」と追加の資金を入れたりすることは、大きな損失につながる危険が極めて高いと判断しています。

Logos x AIは日本で登録されている?

Logos x AI は2025年9月のニュースで、サービスを提供する20の国・地域に日本を挙げ、それらを「full registration/authorization」(登録・認可を受けている)地域と説明しています。しかし、2026年9月17日に確認した金融庁の「暗号資産交換業者登録一覧」(令和8年9月1日現在)に、Logos x AI もAIOSの名前もありません。

日本に住む人に暗号資産の販売や交換のサービスを提供するには、金融庁・財務局への登録が必要です。登録のない事業者を使うと、トラブルがあっても日本の制度で守られにくくなります。

Logos x AIについて確認できなかった点は?

Logos x AIでAIOSを買ってしまったら、今すぐやることは?

  1. 追加で買わない・送金しない。「ロックを早く解除するための手数料」「価格を戻すための追加の購入」などを求められても応じない
  2. 購入に使ったウォレットのアドレス、購入の取引のTXID、サイトの購入画面、勧誘してきた相手とのやり取りを保存する(TXIDの確認方法)
  3. ウォレットをつないだサイトに、トークンの使用を許可(承認)していないかを確かめ、不要な許可は取り消す
  4. 「お金を取り戻せる」と後から連絡してくる相手に注意する(二次被害の記事)
送金先を調べたい方は、LINEでご相談ください

送金のTXIDや送金先のアドレス、やり取りの画面があれば、お金がどこへ送られたのかを調べられるかどうか、LINEでお答えします。「何を残せばいいか分からない」「TXIDの探し方が分からない」という段階でも構いません。

LINEで相談する(無料)

友だち追加のみで、こちらから電話をかけることはありません。ご相談は無料ですが、資金の回収・返金をお約束するものではありません。

参考

2026年9月17日時点の公開情報にもとづいています。販売枠の記録とニュースの文言は当社が同日にサイトで直接確認したもの(ウォレットの接続・購入はしていません)、AIOSの価格は取引所LBankが公開している日足のデータです。読者を誘導しないよう、logosai.markets へのリンクは載せていません。

この記事の情報について

この記事は、公的機関の公表資料、各サービスの公式サイトの表示、報道など、公開されている情報をもとにまとめたものです。利用者の声として紹介している内容は第三者の報告で、当社が個々の事実関係を確認したものではありません。記載内容の誤りのご指摘や、当事者の方からの訂正・削除のご依頼は、お問い合わせからご連絡ください。確認のうえ対応します。

Logos x AI・AIOSのロックと出金に関するよくある質問

Logos x AIのロック期間が終われば、お金は戻りますか?

ロックが明けて受け取れるのはAIOSというトークンで、ドルや円ではありません。AIOSの価格は2026年9月15日の終値で0.00267ドルと、販売価格(0.09〜0.15ドル)の97%以上下にあります。ロックが明けても、買ったときの金額に戻る保証はありません。

AIOSはLBankに上場しているので、安全ではないのですか?

取引所に上場していることは、そのトークンの価値や発行者の信頼性を保証するものではありません。Logos x AI には運営会社の名前も利用規約もなく、日本の金融庁の登録一覧にも名前がありません。

Logos x AIでAIOSを買ってしまったらどうすればいいですか?

追加の購入や、ロック解除の手数料などの支払いには応じないでください。購入に使ったウォレットのアドレスと購入のTXID、勧誘してきた相手とのやり取りを保存しておいてください。

執筆・監修

小野田泰久

株式会社ベスト 代表取締役 / CryptoTracer 運営責任者

仮想通貨(暗号資産)詐欺の送金先追跡調査に従事。 本記事の内容は、公開されているブロックチェーン情報と、 実際の調査で確認した送金経路の傾向にもとづいて記載しています。 資金の回収・返金や、送金先の持ち主の氏名・住所の特定は行っていません。
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