仮想通貨詐欺コラム|無登録業者

Galidixは詐欺?欧州4当局の警告と規制元をうたう「CMA」の記録

公開日:

結論

Galidix(galidix.com)は、欧州の4つの金融当局から警告を受けています。ベルギーのFSMAは2025年12月に「詐欺的な取引プラットフォーム」の一つとして名指しし、スウェーデンのFIは2026年3月に「実在の会社であることを確認できなかった」と公表しました。スペインのCNMV、フランスのAMFも、無認可の業者として掲載しています。

サイトは「Crypto Monitoring Authority(CMA)の規制を受けている」と表示していますが、そのCMAのドメインはGalidixの前日に登録されたもので、会員ページの登録日はどちらのドメインよりも前の日付です。当社は、これらの記録から、Galidixは投資詐欺の可能性が極めて高いと判断しています。入金や「出金のための支払い」はしないでください。

「Galidixという取引サイトで運用している。出金しようとしたら手数料を求められた」——検索すると「galidix 詐欺」「galidix scam」が並びます。この記事では、各国の金融当局の原文と、サイト自身の表示、ドメインの登録記録を当社が直接確かめて、わかることと、わからないことを分けて整理します。

この記事に出てくる業者名・サービス名が、金融庁の警告に載っているかどうかは、金融庁の警告業者を検索できるページで確かめられます。

Galidixに、金融当局の警告は出ている?

出ています。当社が原文を確認できたものだけで、欧州の4つの当局です(2026年11月3日確認)。

Galidixに対する海外の金融当局の警告
当局公表日記載の内容
ベルギー FSMA(金融サービス市場庁)2025年12月18日「詐欺的な取引プラットフォーム」32件の一覧に「Galidix(galidix.com、trading-area.galidix-v5.com)」
スウェーデン FI(金融監督庁)2026年3月27日Galidixを代表すると称する者が証券取引を勧めている。実在の会社であることを確認できなかった
スペイン CNMV(証券市場委員会)2026年4月20日無認可の業者として「HTTPS://GALIDIX.COM/ES」を掲載
フランス AMF(金融市場庁)2026年9月4日暗号資産デリバティブのブラックリストに「galidix.com」。認可を受けずに金融サービス・商品を提供しているため

スウェーデンのFIは、さらに「会社が所在地と称する国の監督当局からも、金融サービスの認可を受けていない」と書いています。サイトが連絡先として載せているのは、ロンドンとシンガポールの住所です。

日本では、当社が確認した範囲で、金融庁の無登録業者の一覧(令和8年10月23日更新)と暗号資産の無登録業者の一覧に、Galidixの名前は見当たりませんでした。一覧に名前がないことは、日本で登録を受けている、という意味ではありません。日本居住者に金融商品の取引を勧めるには、原則として日本の登録が必要です。

Galidixが規制元とする「Crypto Monitoring Authority」とは?

galidix.comのページの下には、「Crypto Monitoring Authority(CMA)の規制を受けており、証明書番号はC6473-02-CMA」という趣旨の英文があり、CMAのサイトの会員ページへリンクしています。CMAの会員ページには、Galidixについて次の表示があります(2026年11月3日確認)。

CMAの会員ページの表示と、ドメインの登録記録
項目記録・表示確認した場所
Galidixの「登録日」2025年2月24日CMAの会員ページ
CMAのドメイン(cryptomonitoringauthority.com)の登録2025年8月6日RDAP(ドメインの登録記録)
Galidixのドメイン(galidix.com)の登録2025年8月7日RDAP
番号違いのドメイン(galidix-v2.com・v3・v5)の登録3つとも2025年8月22日RDAP

CMAのドメインは、Galidixのドメインの前日に登録されたものです。そして、CMAの会員ページが示すGalidixの「登録日」は、CMAのドメインもGalidixのドメインも、まだ存在しなかった日付です。会員ページには「1件の苦情につき10万ユーロの補償基金」とも書かれていますが、その根拠は示されていません。

⚠ 「規制を受けている」と書いてあっても、その規制元を確かめるサイトが名前を出す「規制機関」が、国の金融当局とは限りません。当社が確認した範囲では、CMAがどの国の法律にもとづく機関なのか、誰が運営しているのかを示す記載は見当たりませんでした。規制を受けているかは、その国の金融当局自身のサイトの登録簿で確かめる必要があります。似た例として、Savexaの記事では、コモロ中央銀行が認可元を「架空の構造」と公表した経緯を書いています。

Galidixのサイトと規約から、何がわかる?

当社は、①ベルギーの当局が「詐欺的な取引プラットフォーム」として名指ししていること、②スウェーデンの当局が「実在の会社であることを確認できなかった」としていること、③規制元とする機関の会員登録日がドメインの存在より前であること、④規約に運営会社の名称も準拠法もないことから、Galidixは投資詐欺の可能性が極めて高いと判断しています。

Galidixで出金できないときは、どう考える?

画面に表示される残高や利益は、運営者が自由に書き換えられる数字です。出金を申し出たあとに、税金・手数料・保証金・「口座の認証費用」などを先に払うよう求められるのは、典型的な出金詐欺の流れです。払っても出金されず、次の名目で請求が続くことがあります。くわしくは仮想通貨が引き出せないのに税金を請求された?出金詐欺の見分け方にまとめています。

また、SNSやマッチングアプリで知り合った相手から「一緒にGalidixで運用しよう」と誘われた場合は、サイトより先に、誘ってきた相手を疑う必要があります(マッチングアプリの投資詐欺)。

Galidixについて確認できなかった点は?

Galidixに送金してしまったら、まず何をする?

  1. 追加で入金しない。「出金のための税金」「手数料」「保証金」と言われても払わない
  2. 取引画面、入金の履歴、勧誘してきた相手とのやり取りを、削除せず保存する(画面の写真も残す)
  3. サイトのURL(取引画面のドメインも含めて)と、入金先として指定された口座・アドレスを控える
  4. 銀行振込で払った場合は、振込先の金融機関にすぐ連絡する。暗号資産で送った場合は、送金のTXIDと送金先のアドレスを控える(TXIDの確認方法)
  5. 「取り戻せる」と後から連絡してくる相手に注意する(二次被害の記事)
送金先を調べたい方は、LINEでご相談ください

送金のTXIDや送金先のアドレス、やり取りの画面があれば、お金がどこへ送られたのかを調べられるかどうか、LINEでお答えします。「何を残せばいいか分からない」「TXIDの探し方が分からない」という段階でも構いません。

LINEで無料相談

友だち追加のみで、こちらから電話をかけることはありません。ご相談は無料ですが、資金の回収・返金をお約束するものではありません。

参考

2026年11月3日時点の公開情報と、ドメインの登録記録(RDAP)、galidix.com と Crypto Monitoring Authority のサイトの表示にもとづいています。詐欺サイトの可能性が高いため、Galidix と CMA のサイトへのリンクは載せていません。

この記事の情報について

この記事は、公的機関の公表資料、各サービスの公式サイトの表示、報道など、公開されている情報をもとにまとめたものです。利用者の声として紹介している内容は第三者の報告で、当社が個々の事実関係を確認したものではありません。記載内容の誤りのご指摘や、当事者の方からの訂正・削除のご依頼は、お問い合わせからご連絡ください。確認のうえ対応します。

Galidixの評判・出金に関するよくある質問

Galidixは詐欺ですか?

ベルギーの金融当局FSMAは、Galidixを「詐欺的な取引プラットフォーム」の一つとして名指しで警告しています。スウェーデンのFIは実在の会社であることを確認できなかったとし、スペインのCNMVとフランスのAMFも無認可の業者として掲載しています。当社は、これらの記録とサイトの表示から、投資詐欺の可能性が極めて高いと判断しています。

Crypto Monitoring Authorityの規制を受けているなら安全ですか?

安全とは言えません。当社が確認した範囲では、CMAがどの国の法律にもとづく機関かを示す記載はありません。CMAのドメインはGalidixのドメインの前日に登録されたもので、会員ページのGalidixの登録日は、どちらのドメインもまだなかった日付です。

Galidixから出金するのに税金や手数料を求められました。払えば出金できますか?

払わないでください。出金の前に税金や手数料、保証金を先に払わせるのは、出金詐欺でよくある流れで、払っても出金されず次の請求が続くことがあります。入金の履歴とやり取りを保存し、暗号資産で送った場合は送金のTXIDと送金先のアドレスを控えてください。

Galidixは日本の金融庁から警告を受けていますか?

当社が確認した範囲では、金融庁の無登録業者の一覧(令和8年10月23日更新)に、Galidixの名前は見当たりませんでした。ただし、一覧にないことは日本で登録を受けているという意味ではなく、日本居住者に金融商品の取引を勧めるには原則として日本の登録が必要です。

執筆・監修

小野田泰久

株式会社ベスト 代表取締役 / CryptoTracer 運営責任者

仮想通貨(暗号資産)詐欺の送金先追跡調査に従事。 本記事の内容は、公開されているブロックチェーン情報と、 実際の調査で確認した送金経路の傾向にもとづいて記載しています。 資金の回収・返金や、送金先の持ち主の氏名・住所の特定は行っていません。
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