仮想通貨詐欺コラム|投資サービス

BingXは詐欺?金融庁の登録と契約相手の会社、出金できない原因

公開日:

結論

BingXは海外に実在する暗号資産取引所で、当社は詐欺とは考えていません。ただし日本の暗号資産交換業者の登録は受けていません。金融庁の無登録業者の一覧には、2026年11月3日時点でBingXの名前は見当たりませんでしたが、金融庁は、一覧に「掲載されていない者であっても、無登録暗号資産交換業に該当する行為を行っていることがあり得ます」と注意しています。

BingXの利用規約では、利用者の契約の相手は「Nieve Cruz PA Corporation」で、紛争は香港の法律にもとづき、香港で英語の仲裁で解決すると定めています。出金でもめても、日本の制度や日本の裁判所で解決する前提ではありません。また、BingX公式は「公式担当者がプライベートメッセージで資金やトークンを求めることは一切ない」としています。

「BingXは金融庁に登録されているのか」「BingXで出金できない」「BingXの評判は」——日本語のページがあり、コピートレードなどで名前を見かけるBingXについて、こうした検索が見られます。この記事では、当社がBingXの利用規約・ヘルプと金融庁の一覧を直接確認して、日本での立場、規約上の契約相手、出金に失敗する原因、BingXを名乗る詐欺の見分け方を整理します。

この記事に出てくる業者名・サービス名が、金融庁の警告に載っているかどうかは、金融庁の警告業者を検索できるページで確かめられます。

BingXは金融庁に登録されている?警告は出ている?

BingXは、金融庁の「暗号資産交換業者登録一覧」(令和8年9月30日現在)に載っていません。日本の登録を受けた取引所ではありません。

一方、当社が2026年11月3日に、金融庁の「無登録で暗号資産交換業を行う者」の一覧(海外・国内)と「無登録で金融商品取引業を行う者」の一覧を確かめた範囲では、BingXや、規約上の契約相手である「Nieve Cruz PA Corporation」の名前は見当たりませんでした。

金融庁の一覧でのBingX(2026年11月3日確認)
一覧BingXの記載意味
暗号資産交換業者登録一覧なし日本の登録を受けていない
無登録で暗号資産交換業を行う者見当たらない警告の掲載は確認できない
無登録で金融商品取引業を行う者見当たらない警告の掲載は確認できない

警告の一覧に名前がないことは、日本で使ってよいという意味ではありません。金融庁はこの一覧について、警告書を出した時点で無登録の営業を確認できた業者を載せたもので、掲載されていない業者でも無登録で営業していることがあり得るとし、暗号資産交換業者は金融庁・財務局への登録が必要なので、利用する際は登録を受けた事業者か確認するよう呼びかけています。

BingXの利用規約では、どこの会社と契約する?日本は利用できる国?

BingXの「Customer Agreement(利用規約)」(2026年9月2日更新)は、冒頭で「この契約は、あなたと Nieve Cruz PA Corporation(以下「会社」)との間でのみ結ばれる」としています。規約に、この会社の設立国や住所は書かれていませんでした。

BingXの規約で確かめたこと(2026年11月3日確認)
項目規約の記載
契約の相手Nieve Cruz PA Corporation
準拠法香港特別行政区の法律
紛争の解決香港国際仲裁センター(HKIAC)の仲裁。仲裁地は香港、言語は英語
利用できない国規約は「Disclaimer」のRestricted Jurisdictionsを参照

BingXの「Disclaimer」(2023年12月11日更新)は、利用者として受け付けない国・地域として、アフガニスタン、カナダ、中国本土、香港、シンガポール、英国、米国などを挙げていますが、日本は挙がっていません。ただし、この一覧は「これらに限らない」とされ、サービスによって異なるとも書かれています。BingXには日本語のページもあります。ただし、日本の人が使える作りになっていることと、日本の登録を受けていることは別です。登録のない取引所では、出金の停止や口座の凍結が起きても、登録のない取引所は、日本の登録業者に対する金融庁・財務局の監督(業務改善命令など)の対象ではありません。

BingXで出金できない・届かないのはなぜ?公式が説明している原因

BingXのヘルプ「失敗した入金/出金/振替の回収方法」は、BingXから他の取引所への出金に失敗する原因として、次の4つを挙げています。受取側が受け取れなかった資産は、BingXの口座に戻るとしています。

  1. 受取側の取引所が本人確認(KYC)の完了を求めていて、まだ終わっていない
  2. メモやタグ(宛先の補助番号)を入れなかった、または間違えた
  3. 出金で選んだブロックチェーンが、受取側で選んだものと違う
  4. 出金額が、受取側の最低入金額より少ない

同じヘルプは、BingXが対応していないトークンを入金してしまったときの資産の復旧には手数料がかかり(金額は審査の結果で決まる)、こうした復旧の処理には7〜15営業日かかるとしています。手数料の話は、公式のヘルプや画面の手続きで確かめるもので、SNSやメッセージアプリで知らない相手から「先に振り込め」と言われるものではありません。

BingXを名乗る偽サイト・偽担当者はどう見分ける?

画面に「BingX」と表示されていても、それだけで本物とは限りません。BingXは、公式かどうかを確かめる「BingX認証」のページを用意しています。

⚠ 当社の判断SNSやマッチングアプリで知り合った相手から教わったリンクで「BingX」に登録し、出金しようとしたら「税金」「保証金」「アカウントの凍結解除費用」を求められた場合、そのサイトは本物のBingXではない可能性が極めて高いと当社は考えます。BingX公式は個人的なメッセージで資金を求めないとしています。払う前に、ドメインとBingX認証で確かめてください。

BingXについて確認できなかった点は?

BingXを名乗るサイトで出金できないとき、今すぐやることは?

  1. 手数料・税金・保証金・凍結解除費用を払わない。払っても別の名目で請求が続くことがほとんど
  2. アドレス欄のドメイン、残高と入出金の履歴、勧誘してきた相手とのやり取りをスクリーンショットで保存する
  3. 送金のTXIDと入金先のアドレスを控える(TXIDの確認方法)
  4. 本物のBingXで出金に失敗している場合は、出金履歴の状態と、受取側のネットワーク・メモ・タグ・最低入金額を確かめる
  5. 「お金を取り戻せる」と後から連絡してくる相手に注意する(二次被害の記事)
送金先を調べたい方は、LINEでご相談ください

送金のTXIDや送金先のアドレス、やり取りの画面があれば、お金がどこへ送られたのかを調べられるかどうか、LINEでお答えします。「何を残せばいいか分からない」「TXIDの探し方が分からない」という段階でも構いません。

LINEで無料相談

友だち追加のみで、こちらから電話をかけることはありません。ご相談は無料ですが、資金の回収・返金をお約束するものではありません。

参考

2026年11月3日時点の公開情報にもとづいています。BingXの規約は英語の原文で確認しました(日本語は当社訳)。読者を誘導しないよう、BingXを名乗る偽サイトのドメインは載せていません。

この記事の情報について

この記事は、公的機関の公表資料、各サービスの公式サイトの表示、報道など、公開されている情報をもとにまとめたものです。利用者の声として紹介している内容は第三者の報告で、当社が個々の事実関係を確認したものではありません。記載内容の誤りのご指摘や、当事者の方からの訂正・削除のご依頼は、お問い合わせからご連絡ください。確認のうえ対応します。

BingXの評判・金融庁・出金に関するよくある質問

BingXは詐欺ですか?

当社は詐欺とは考えていません。BingXは海外に実在する暗号資産取引所です。ただし日本の暗号資産交換業者の登録は受けておらず、利用規約上の契約相手は「Nieve Cruz PA Corporation」、紛争は香港での英語の仲裁で解決すると定めています。

BingXは金融庁に登録されていますか?警告は出ていますか?

登録されていません。金融庁の無登録業者の一覧には、2026年11月3日時点で名前は見当たりませんでした。ただし金融庁は、掲載されていない業者でも無登録で営業していることがあり得るとし、登録を受けた事業者かを確かめるよう呼びかけています。

BingXで出金したのに相手の取引所に届きません。

BingXのヘルプは、受取側の本人確認が終わっていない、メモやタグの誤り、ブロックチェーンの不一致、最低入金額に足りない、の4つを原因に挙げ、受け取れなかった資産はBingXの口座に戻るとしています。出金のために別の口座へ手数料を振り込むよう求める相手は、BingXの公式ではありません。

執筆・監修

小野田泰久

株式会社ベスト 代表取締役 / CryptoTracer 運営責任者

仮想通貨(暗号資産)詐欺の送金先追跡調査に従事。 本記事の内容は、公開されているブロックチェーン情報と、 実際の調査で確認した送金経路の傾向にもとづいて記載しています。 資金の回収・返金や、送金先の持ち主の氏名・住所の特定は行っていません。
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