仮想通貨詐欺コラム|無登録業者

MEXCはやばい?金融庁の警告3件と、MEXCをかたる出金詐欺の見分け方

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結論

MEXCは海外に実在する暗号資産(仮想通貨)取引所ですが、日本の暗号資産交換業者の登録を受けていません。金融庁は、日本の人を相手に無登録で暗号資産の取引を行っていたとして「MEXC Global」を2023年3月と2024年11月に、店頭デリバティブ取引を勧誘していたとして「MEXC Trading Platform」を2025年6月に、警告の一覧に載せています。

一方で、MEXCの名前を使った詐欺もあります。MEXC公式は、「口座の清算」「海外換金」などを口実に出金させたり、「資金洗浄の疑いで凍結された」と連絡したりするなりすましに注意を呼びかけています。出金のために手数料や税金を振り込むよう求められたら、払う前に、そのサイトやアカウントが公式かを確かめてください。

SNSで知り合った相手に「MEXCで一緒に取引しよう」と誘われた、あるいはMEXCを名乗るサイトで出金しようとしたら手数料を求められた——。MEXCは「やばい」取引所なのでしょうか。この記事では、当社が金融庁の公表資料とMEXCの公式の説明を直接確認して、日本での立場と、MEXCの名前を使う詐欺の見分け方を整理します。

MEXCに金融庁の警告は出ている?

出ています。金融庁は、日本の登録を受けずに日本の人を相手に営業していた業者の一覧を公表しており、MEXCは暗号資産の一覧とデリバティブ(FXなど)の一覧の両方に載っています。

金融庁の無登録業者の一覧にあるMEXC(2026年9月18日確認)
掲載時期一覧名前内容(金融庁の記載)
2023年3月無登録で暗号資産交換業を行う者MEXC Global(シンガポール)日本居住者を相手方として暗号資産交換業を行っていた。「MEXC」等を運営
2024年11月無登録で暗号資産交換業を行う者MEXC Global(シンガポール)同上(2回目の掲載)
2025年6月無登録で金融商品取引業を行う者MEXC Trading Platformインターネットを通じて店頭デリバティブ取引を勧誘していた。サービスの名称は「MEXC」

金融庁の一覧への掲載は「日本の登録を受けずに営業していた」という行政の判断で、詐欺と認定したものではありません。ただ、日本で暗号資産の売買や交換のサービスを提供するには金融庁・財務局の登録が必要で、登録のない取引所を使うと、出金のトラブルや取引所の破綻があっても日本の制度で守られにくくなります。日本の登録を受けた取引所は、金融庁の「暗号資産交換業者登録一覧」で確かめられます。

MEXCの利用規約では、どこの会社と契約する?

MEXCの利用規約(2025年5月29日更新)は、利用者の契約の相手を「MEXC Trading Platform」としています。これは、金融庁が2025年6月に警告の一覧に載せた名前と同じです。規約の準拠法はイングランドとウェールズの法律で、サービスを利用できない国の一覧に日本は挙がっていません。MEXCには日本語のページもあります。

なお、英国の金融行為規制機構(FCA)も2024年3月、mexc.com を運営する「MEXC Global Ltd」を、英国で認可を受けずに金融サービスを宣伝している可能性がある業者として一覧に載せています。これも英国での認可についての記載で、詐欺と判断したものではありません。

MEXCをかたる詐欺はある?どんな手口?

あります。MEXC公式のサポートページ「MEXC Verifyでなりすまし詐欺を防ぐ」(2026年9月7日更新)は、MEXCを名乗る詐欺の手口として、次のようなものを挙げています。

画面に「MEXC」と表示されていても、アドレス欄のドメインが公式のものでなければ、MEXCとは別の相手です。

MEXCの公式サイト・公式アカウントかどうかはどう確かめる?

  1. ドメインを確かめる。MEXC公式は、公式サイトを https://www.mexc.com としています。似た綴りや、ハイフン・別の語が入ったドメインは公式ではないと考えてください
  2. MEXC Verifyで確かめる。MEXC公式は、URL・メールアドレス・電話番号・SNSアカウントが公式のものかを確認できる「MEXC Verify」を用意しています(公式サイトから開いてください)
  3. アプリは公式サイトの案内からだけ入れる。MEXC公式は、MEXCを装った偽のサイトやアプリがあるとして、公式のダウンロードページから入れるよう案内しています
  4. 出金の前に別の名目で振り込ませる相手は疑う。手数料・税金・保証金・凍結解除費用を、指定の口座やアドレスに先に払わせるのは、投資詐欺でよく使われる手口です

MEXCについて確認できなかった点は?

MEXCを名乗るサイトで出金できないときは、今すぐやることは?

  1. 手数料・税金・保証金・凍結解除費用を払わない。払っても別の名目で請求が続くことがほとんど
  2. アドレス欄のドメイン、残高と入出金の履歴、勧誘してきた相手やサポートを名乗る相手とのやり取りをスクリーンショットで保存する
  3. 送金のTXIDと入金先のアドレスを控える(TXIDの確認方法)
  4. ログイン情報や認証コードを入力してしまった場合は、本物の取引所やメールのパスワードを変え、二段階認証を設定し直す
  5. 「お金を取り戻せる」と後から連絡してくる相手に注意する(二次被害の記事)
送金先を調べたい方は、LINEでご相談ください

送金のTXIDや送金先のアドレス、やり取りの画面があれば、お金がどこへ送られたのかを調べられるかどうか、LINEでお答えします。「何を残せばいいか分からない」「TXIDの探し方が分からない」という段階でも構いません。

LINEで相談する(無料)

友だち追加のみで、こちらから電話をかけることはありません。ご相談は無料ですが、資金の回収・返金をお約束するものではありません。

参考

2026年9月18日時点の公開情報にもとづいています。MEXCの利用規約とサポートページは、MEXCが公開している英語の原文で確認しました(日本語は当社訳)。読者を誘導しないよう、MEXCを名乗る偽サイトのドメインは載せていません。

この記事の情報について

この記事は、公的機関の公表資料、各サービスの公式サイトの表示、報道など、公開されている情報をもとにまとめたものです。利用者の声として紹介している内容は第三者の報告で、当社が個々の事実関係を確認したものではありません。記載内容の誤りのご指摘や、当事者の方からの訂正・削除のご依頼は、お問い合わせからご連絡ください。確認のうえ対応します。

MEXCの金融庁の警告・出金に関するよくある質問

MEXCは金融庁に登録されていますか?

登録されていません。金融庁は、日本の人を相手に無登録で暗号資産交換業を行っていたとして「MEXC Global」を2023年3月と2024年11月に、店頭デリバティブ取引を勧誘していたとして「MEXC Trading Platform」を2025年6月に、警告の一覧に載せています。

MEXCは詐欺なのですか?

MEXCは海外に実在する暗号資産取引所で、この記事は詐欺と判断するものではありません。ただし日本の登録は受けていません。また、MEXCの名前を使った偽サイトや、出金の前に手数料を求めるなりすまし詐欺があり、MEXC公式も注意を呼びかけています。

MEXCで出金するのに手数料や税金を先に払うよう言われました。

払う前に、そのサイトのドメインが公式の mexc.com か、連絡してきた相手が公式か(MEXC Verify)を確かめてください。出金の前に税金や保証金を別に振り込ませるのは投資詐欺でよく使われる手口です。やり取りと入出金の履歴、送金のTXIDを保存してください。

執筆・監修

小野田泰久

株式会社ベスト 代表取締役 / CryptoTracer 運営責任者

仮想通貨(暗号資産)詐欺の送金先追跡調査に従事。 本記事の内容は、公開されているブロックチェーン情報と、 実際の調査で確認した送金経路の傾向にもとづいて記載しています。 資金の回収・返金や、送金先の持ち主の氏名・住所の特定は行っていません。
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