仮想通貨詐欺コラム|SNS

SNS型投資・ロマンス詐欺は都道府県別でどこが多い?警察庁の数字

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結論

警察庁の令和7年の確定値で、SNS型投資・ロマンス詐欺の認知件数が最も多かったのは愛知県(1,542件)で、東京都(1,529件)、大阪府(1,513件)が続きました。被害額が最も大きいのは東京都(277.2億円)で、大阪府(203.2億円)、愛知県(171.5億円)の順です。

人口の上位8都府県で、全国の認知件数の54.7%、被害額の62.7%を占めます。警察庁は、8都府県の人口が全人口に占める割合(51.4%)より高く、被害がこれらに集中していると書いています。愛知県は前年から+128.4%、千葉県は+130.4%と、件数が2倍以上に増えました。

「自分の県では、どのくらい起きているのか」——都道府県名をつけて調べる人が多い話題です。この記事では、警察庁が公表した令和7年(2025年)の確定値から、公式に示されている都道府県別の数字を整理します。公式に示されているのは、人口の上位8都府県だけです。

都道府県別の認知件数は、どこが多い?

警察庁は、SNS型投資・ロマンス詐欺(合計)について、「人口の上位8都府県」の認知件数と被害額を、認知件数の順に示しています。当社が2026年10月16日に、公式のページと資料のPDFを開いて確認しました。

SNS型投資・ロマンス詐欺の都府県別の認知件数・被害額(令和7年・警察庁の確定値より。人口の上位8都府県)
都府県認知件数前年との比較被害額前年との比較
愛知県1,542件+867件(+128.4%)171.5億円+88.6億円(+106.9%)
東京都1,529件+652件(+74.3%)277.2億円+90.0億円(+48.1%)
大阪府1,513件+489件(+47.8%)203.2億円+75.8億円(+59.6%)
兵庫県1,271件+357件(+39.1%)143.1億円+37.2億円(+35.1%)
神奈川県855件+317件(+58.9%)144.2億円+54.7億円(+61.0%)
福岡県761件+97件(+14.6%)80.2億円+10.7億円(+15.5%)
埼玉県485件+231件(+90.9%)67.5億円+29.4億円(+77.4%)
千葉県341件+193件(+130.4%)62.4億円+34.5億円(+123.6%)

認知件数は、愛知県、東京都、大阪府の3つが、いずれも1,500件台で並びます。被害額は、東京都が最も大きく(277.2億円)、次が大阪府(203.2億円)、愛知県(171.5億円)です。全国の合計は、認知件数が15,168件、被害額が1,834.3億円でした。

これは警察が把握した「認知件数」と被害額で、実際の被害の総数ではありません。また、この表は、「人口の上位8都府県」を示したもので、被害が多い順の上位8ではありません。8都府県以外の都道府県の数字は、警察庁の資料(当社が確認した範囲)には載っていません。

8都府県は、全国の何割を占める?

警察庁は、次のように書いています。

当社が表の8都府県を足すと、認知件数は8,297件、被害額は1,149.3億円で、警察庁が示す割合(54.7%・62.7%)と一致します。人口に比べて被害額の割合が特に高い(62.7%)のは、1件あたりの被害額が大きい都市部で、被害が多いことを示しています(当社の読み取りです)。

前年より急に増えたのは、どこ?

認知件数の増加率が大きい順(前年との比較・警察庁の確定値)
順位都府県認知件数の増加
1千葉県+193件(+130.4%)
2愛知県+867件(+128.4%)
3埼玉県+231件(+90.9%)
4東京都+652件(+74.3%)
5神奈川県+317件(+58.9%)
6大阪府+489件(+47.8%)
7兵庫県+357件(+39.1%)
8福岡県+97件(+14.6%)

千葉県と愛知県は、認知件数が前年の2倍を超えました。増加の大きさ(件数)では、愛知県の+867件が最も大きく、東京都の+652件、大阪府の+489件が続きます。被害の増加は、特定の地域に限った話ではなく、すべての8都府県で、前年を上回りました。

全国では、1日にどのくらいの被害が出ている?

警察庁は、全国の数字として、1日当たりの被害額が5.0億円(前年より+1.6億円、+44.6%)、既遂1件当たりの被害額が1,213.3万円(前年より-29.4万円、-2.4%)と書いています。投資詐欺とロマンス詐欺を合わせた数字です。

⚠ 当社の見解「自分の地域は少ないから大丈夫」とは、言えません。警察庁が示しているのは、人口の上位8都府県だけで、それ以外の地域の数字は、当社が確認した範囲では見当たりません。SNSやLINEでの勧誘は、場所に関係なく届きます。地域にかかわらず、投資や暗号資産のお金を求められたら、いったん止まってください。

この記事で確認できなかった点は?

勧誘を受けた・送金してしまったら?

  1. 追加の入金・送金をしない。「出金のため」「税金のため」と言われても払わない
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  3. 銀行振込で払った場合は、振込先の金融機関にすぐ連絡する。暗号資産で送った場合は、送金のTXIDと送金先のアドレスを控える(TXIDの確認方法)
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参考

2026年10月16日時点の公開情報にもとづいています。警察庁の数字は警察が把握した認知件数・被害額で、実際の被害の総数ではありません。8都府県の合計は、表の数字から当社が計算しました。

SNS型投資・ロマンス詐欺の都道府県別の数字に関するよくある質問

SNS型投資・ロマンス詐欺は、どの都道府県が一番多いですか?

警察庁の令和7年の確定値で、人口の上位8都府県のうち、認知件数が最も多いのは愛知県(1,542件)、次が東京都(1,529件)、大阪府(1,513件)です。被害額が最も大きいのは東京都の277.2億円です。8都府県以外の数字は、警察庁の資料に載っていません。

大阪や福岡など、自分の県の数字は分かりますか?

警察庁が公表している資料で、都道府県名が出てくるのは、人口の上位8都府県(愛知・東京・大阪・兵庫・神奈川・福岡・埼玉・千葉)だけです。ほかの都道府県の数字は、当社が確認した範囲では見当たりませんでした。

どの地域で、被害が急に増えていますか?

警察庁の令和7年の確定値では、千葉県(+130.4%)と愛知県(+128.4%)の認知件数が、前年の2倍を超えました。件数の増加は愛知県が+867件で最大です。8都府県のすべてで、前年を上回っています。

地方なら、被害は少ないのですか?

そうとは言えません。8都府県で全国の件数の54.7%、被害額の62.7%を占めますが、残りの約半数は、ほかの地域で起きています。SNSやLINEでの勧誘は、場所に関係なく届くため、地域にかかわらず注意が必要です。

執筆・監修

小野田泰久

株式会社ベスト 代表取締役 / CryptoTracer 運営責任者

仮想通貨(暗号資産)詐欺の送金先追跡調査に従事。 本記事の内容は、公開されているブロックチェーン情報と、 実際の調査で確認した送金経路の傾向にもとづいて記載しています。 資金の回収・返金や、送金先の持ち主の氏名・住所の特定は行っていません。
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