仮想通貨詐欺コラム|SNS

SNS型投資詐欺の被害者は何歳が多い?警察庁の年代別・男女別の数字

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結論

SNS型投資詐欺の被害者は、50代(2,559件)と60代(2,250件)が最も多く、40代から60代で全体の約7割(6,432件・67.5%)を占めます。警察庁の令和7年の確定値で、男性が5,463件、女性が4,057件でした。男性は60代が最多(1,393件)、女性は50代が最多(1,176件)です。

一方で、20代は556件、30代は924件あり、前年よりそれぞれ約4割・約7割増えています。被害時の連絡ツールは、9割以上がLINEです。年齢にかかわらず、同じ流れで被害に遭います。

「投資詐欺に遭うのは、高齢者だけですか?」「若い世代は大丈夫ですか?」——よく聞かれる疑問です。この記事では、警察庁が公表した令和7年(2025年)の確定値から、SNS型投資詐欺の被害者の年代と男女の内訳を整理します。

SNS型投資詐欺の被害者は、何歳が多い?

警察庁は、被害者の年齢層について、「幅広い年代に被害が及びつつも、男女ともに、40代から60代が多数」と書いています。年代別の認知件数は、男性・女性それぞれのグラフで示されています。当社が2026年10月16日に、公式のページと資料のPDFを開いて確認し、男女の数字を足して合計を出しました。

SNS型投資詐欺の年代別認知件数(令和7年・警察庁の確定値より。合計と割合は当社の計算)
年代男性女性合計全体に占める割合
10代19件16件35件0.4%
20代294件262件556件5.8%
30代483件441件924件9.7%
40代867件756件1,623件17.0%
50代1,383件1,176件2,559件26.9%
60代1,393件857件2,250件23.6%
70代816件454件1,270件13.3%
80代以上208件95件303件3.2%

最も多いのは50代で、次が60代です。40代から60代を合わせると6,432件で、認知件数9,523件の67.5%にあたります。割合は、全体の9,523件に対するものです(男女別の件数を足した合計は9,520件で、差の3件は、警察庁の資料には内訳が書かれていません)。

これは警察が把握した「認知件数」で、実際の被害の総数ではありません。年代別の被害額は、当社が確認した資料には見当たりませんでした。

男性と女性で、被害に違いはある?

警察庁によると、令和7年のSNS型投資詐欺は、男性が5,463件・747.7億円、女性が4,057件・534.9億円でした。男性の被害が、認知件数・被害額のどちらも約6割を占めます。

若い世代の被害は、増えている?

増えています。当社が令和6年の数字と比べたところ、どの年代でも前年より増えていました(男女の合計。令和6年の数字も、同じ警察庁の資料にあります)。

SNS型投資詐欺の年代別認知件数の前年との比較(男女合計。比率は当社の計算)
年代令和7年令和6年増加率
10代35件24件+45.8%
20代556件392件+41.8%
30代924件552件+67.4%
40代1,623件1,037件+56.5%
50代2,559件1,663件+53.9%
60代2,250件1,607件+40.0%
70代1,270件940件+35.1%
80代以上303件193件+57.0%

全体では、認知件数が前年より3,110件(+48.5%)増えています。どの年代も大きく増えていて、増え方が特に大きいのは30代(+67.4%)と40代(+56.5%)でした。50代・60代の件数が多いことと、若い世代で増えていることは、両方成り立ちます。

被害に遭った人は、どの連絡手段でやり取りしている?

警察庁は、被害時の連絡ツール別の認知件数を示しています。LINEが8,906件(前年より+3,077件、+52.8%)で、全体の93.5%、9割以上です。最初の接触はInstagramやYouTubeなど、さまざまな場所から始まっても、やり取りはLINEに移されて進むことが多いと、この数字から読み取れます。接触の入口の数字は、接触ツール別の記事にまとめています。

年代にかかわらず、手口は同じ?

警察庁のSOS47のページは、SNS型投資詐欺の事例を、年代と被害額とあわせて載せています。いずれも、著名人や投資家をかたる者からSNS上で投資を勧められ、指定された口座に何度も振り込んだ流れです。

警察庁のSOS47に載っている事例(年代・被害額のみ。内容は同ページを参照)
被害者被害額(合計)
60代男性約6,300万円
50代女性約1億円以上
60代女性約2,000万円
70代男性約1億円以上
60代女性約1,400万円以上
70代女性約4,500万円

手口の流れ(広告→グループ→振込→偽の利益→手数料の要求→連絡が途絶える)は、SNS型投資詐欺の記事にまとめています。

⚠ 当社の見解「自分は大丈夫」「親は大丈夫」と考えず、年代を問わず、投資への入金を勧められたら立ち止まってください。警察庁の数字では、10代から80代以上まで、すべての年代で被害が出ています。家族の方は、「最近、投資を始めた」「LINEのグループに入った」といった話が出たら、送金の前に一緒に内容を確かめてください。

この記事で確認できなかった点は?

被害に遭ってしまったら?

  1. 追加の入金・送金をしない。「出金のため」「税金のため」と言われても払わない
  2. 相手とのやり取り(LINE・SNS・メール)、投資サイトやアプリの画面を、削除せず画像で保存する
  3. 銀行振込で払った場合は、振込先の金融機関にすぐ連絡する(口座に残っている間が勝負です)
  4. 暗号資産で送った場合は、送金のTXIDと送金先のアドレスを控える(TXIDの確認方法)
  5. 「取り戻せる」と後から連絡してくる相手に注意する(二次被害の記事)
送金先を調べたい方は、LINEでご相談ください

送金のTXIDや送金先のアドレス、やり取りの画面があれば、お金がどこへ送られたのかを調べられるかどうか、LINEでお答えします。「何を残せばいいか分からない」「TXIDの探し方が分からない」という段階でも構いません。

LINEで無料相談

友だち追加のみで、こちらから電話をかけることはありません。ご相談は無料ですが、資金の回収・返金をお約束するものではありません。

参考

2026年10月16日時点の公開情報にもとづいています。警察庁の数字は警察が把握した認知件数で、実際の被害の総数ではありません。男女合計・割合・前年比は、警察庁の男女別の数字をもとに当社が計算しました。

SNS型投資詐欺の被害者の年代に関するよくある質問

SNS型投資詐欺の被害者は、何歳が一番多いですか?

警察庁の令和7年の確定値では、50代が2,559件で最多、次が60代の2,250件です(男女の数字を当社が足しました)。40代から60代で全体の約7割を占めますが、10代から80代以上まで、すべての年代で被害が出ています。

若い人は、SNS型投資詐欺に遭いにくいですか?

そうとは言えません。20代は556件、30代は924件あり、前年よりそれぞれ約4割(+41.8%)、約7割(+67.4%)増えています。件数は50代・60代より少なくても、増え方は大きくなっています。

男性と女性で、被害に違いはありますか?

令和7年は、男性が5,463件・747.7億円、女性が4,057件・534.9億円で、男性が件数・被害額とも約6割でした。男性は60代、女性は50代が最も多くなっています。

被害者は、どの連絡手段でやり取りしていますか?

警察庁の令和7年の確定値で、被害時の連絡ツールはLINEが8,906件で、全体の9割以上(93.5%)でした。最初の接触が別のSNSや広告でも、LINEに移ってやり取りが進むことが多いとみられます。

執筆・監修

小野田泰久

株式会社ベスト 代表取締役 / CryptoTracer 運営責任者

仮想通貨(暗号資産)詐欺の送金先追跡調査に従事。 本記事の内容は、公開されているブロックチェーン情報と、 実際の調査で確認した送金経路の傾向にもとづいて記載しています。 資金の回収・返金や、送金先の持ち主の氏名・住所の特定は行っていません。
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