仮想通貨詐欺コラム|無登録業者

Zoomexは詐欺?金融庁が9月に警告、会社名でなくドメイン名で掲載

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結論

金融庁は令和8年(2026年)9月、「Zoomex.com」を、無登録で金融商品取引業を行う者として公表しました。行為の概要は「インターネットを通じて、店頭デリバティブ取引の勧誘を行っていたもの」、備考には「当該業者が提供するサービスの名称は『ZOOMEX』である」と書かれています。

この掲載には珍しい点があります。名称の欄に書かれているのが会社名ではなく「Zoomex.com」というドメインで、運営している法人が特定されていないことです。それでも2026年9月29日時点で、日本語のページは公開されたままでした。日本の登録はありません。

「Zoomexで出金できない」「ズーメックスは大丈夫なのか」——名前で検索してここに来た方は、口座を作る直前か、すでに資金を預けているかもしれません。この記事では、当社が金融庁の公表資料とドメインの記録を直接確かめて分かったことだけを整理します。

Zoomexに金融庁の警告は出ている?

出ています。しかも今月(2026年9月)公表されたばかりです。当社が2026年9月29日に確認した金融庁の一覧には、次のとおり掲載されていました。

金融庁の無登録業者の一覧にある記載(2026年9月29日確認)
項目内容
名称Zoomex.com
行為の概要インターネットを通じて、店頭デリバティブ取引の勧誘を行っていたもの
備考「当該業者が提供するサービスの名称は『ZOOMEX』である。」
公表時期令和8年9月
所在地の区分国内(エクセル版の所在地欄は「不明」)

この一覧は令和8年9月25日に更新されており、同じ回で追加されたのは Zoomex.com を含む5件です。新しい警告なので、「検索しても悪い評判が出てこない」という状態がしばらく続きます。評判が見当たらないことを安全の根拠にしないでください。

Zoomexの運営会社はどこ?名称欄がドメインなのはなぜ?

分かりません。金融庁の一覧は通常、「〇〇 Limited」のような法人名で並び、サービス名は備考の欄に回されます。ところがこの掲載は、名称の欄そのものが「Zoomex.com」というドメインです。

当局が警告書を出した時点で、運営している法人を特定できていなかった可能性があります。当社もトップページを確認しましたが、運営会社の正式名称を確かめられませんでした。利用者から見れば、トラブルになったとき、誰に対して請求すればよいのかが分からないということです。

もう1つ見落とされやすいのが所在地です。海外の取引所という印象がありますが、一覧の区分は「海外」ではなく「国内」になっています。ただしこれは日本に拠点があるという意味ではありません。金融庁は「所在地等が不明の業者については、『国内所在』として区分しております」と注記しており、当社がエクセル版で確認したところ、Zoomex.com の所在地欄は「不明」でした。

⚠ 当社の判断金融庁が2026年9月に無登録業者として公表し、しかも運営する法人が公的資料からも特定できないことから、当社は、日本に住んでいる人が Zoomex に新たに口座を作って資金を預けることはおすすめできません。無登録の業者では、出金の停止や口座の凍結が起きても日本の当局が是正を命じることはできず、請求する相手を特定することも簡単ではありません。すでに資産を置いている場合は、金額を絞ることを検討してください。

Zoomexは暗号資産の無登録リストにも載っている?

当社が確認した範囲では、載っていません。金融庁は2つの別々の一覧を公表しており、Zoomex.com が載っているのは金融商品取引業(店頭デリバティブ取引)のほうだけです。

2つの無登録業者リストでの掲載(2026年9月29日確認)
一覧Zoomex の掲載
無登録で金融商品取引業を行う者(店頭デリバティブ取引など)あり(令和8年9月)
無登録で暗号資産交換業を行う者なし
金融商品取引業者登録一覧(登録を受けた業者)なし

片方の一覧だけを見て「載っていない=問題ない」と判断するのは危険です。業者を調べるときは、必ず両方の一覧と、登録業者の一覧の3つを確かめてください。

Zoomexのドメインはどうなっている?

zoomex.com のドメイン登録情報(2026年9月29日確認)
項目内容
ドメインの登録1999年6月23日
登録の期限2027年6月23日
レジストラCSC Corporate Domains, Inc.(企業向けの管理サービス)
ネームサーバAmazon Web Services
日本語ページ2026年9月29日時点で表示できる

1999年登録の古いドメインで、企業向けの管理サービスが使われています。しかし、ドメインが古く立派に見えることは、日本の登録があることの証明にはまったくなりません。登録日は、そのサービスがいつから運営されているかとも一致しません。

Zoomexについて確認できなかった点は?

Zoomexで出金できないときに、今すぐやることは?

  1. 「出金のために税金や保証金を先に払え」と言われても払わない。取引所の名前をかたる詐欺の典型です
  2. 残高・取引履歴・出金申請の画面と、サポートとのやり取りを画像で保存する
  3. 自分が開いているURLとアプリの提供元が本物か確かめる(検索広告やSNSのリンクから入らない)
  4. 出金できる状態なら、少額でテストしてから金額を決める
  5. 第三者に送金してしまった場合は、送金のTXIDと送金先アドレスを控える(TXIDの確認方法)
  6. 「お金を取り戻せる」と後から連絡してくる相手に注意する(二次被害の記事)
送金先を調べたい方は、LINEでご相談ください

送金のTXIDや送金先のアドレス、やり取りの画面があれば、お金がどこへ送られたのかを調べられるかどうか、LINEでお答えします。「何を残せばいいか分からない」「TXIDの探し方が分からない」という段階でも構いません。

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友だち追加のみで、こちらから電話をかけることはありません。ご相談は無料ですが、資金の回収・返金をお約束するものではありません。

参考

2026年9月29日時点の公開情報にもとづいています。ドメインの登録情報は当社が同日に直接確認しました。読者を誘導しないよう、業者のサイトへのリンクは載せていません。

この記事の情報について

この記事は、公的機関の公表資料、各サービスの公式サイトの表示、報道など、公開されている情報をもとにまとめたものです。利用者の声として紹介している内容は第三者の報告で、当社が個々の事実関係を確認したものではありません。記載内容の誤りのご指摘や、当事者の方からの訂正・削除のご依頼は、お問い合わせからご連絡ください。確認のうえ対応します。

Zoomex(ズーメックス)の評判・出金・金融庁の警告に関するよくある質問

Zoomexは金融庁に登録されていますか?

登録されていません。逆に、金融庁の「無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について」に、令和8年9月の公表として「Zoomex.com」が掲載されています。

Zoomexを運営している会社はどこですか?

公的資料からは特定できません。金融庁の一覧でも、名称の欄には会社名ではなく「Zoomex.com」というドメインが書かれています。当社もサイトから運営会社の正式名称を確認できませんでした。

悪い評判が見つからないのですが、大丈夫ということですか?

いいえ。金融庁の公表は2026年9月と新しく、これから情報が出てくる段階です。評判が見当たらないことを安全の根拠にしないでください。

執筆・監修

小野田泰久

株式会社ベスト 代表取締役 / CryptoTracer 運営責任者

仮想通貨(暗号資産)詐欺の送金先追跡調査に従事。 本記事の内容は、公開されているブロックチェーン情報と、 実際の調査で確認した送金経路の傾向にもとづいて記載しています。 資金の回収・返金や、送金先の持ち主の氏名・住所の特定は行っていません。
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