仮想通貨詐欺コラム|無登録業者

Axon Marketsは詐欺?金融庁の警告と、まるで違う運営会社名

公開日:

結論

金融庁は令和6年10月、Axon Markets を提供する Little Black Diamond Ltd を、無登録で金融商品取引業を行う者として公表しました。行為の概要は「インターネットを通じて、店頭デリバティブ取引の勧誘を行っていたもの」で、所在地の区分は「海外」です。

ここで気づいてほしいのは名前の違いです。利用者が見ているサービス名は「Axon Markets」ですが、契約の相手方は「Little Black Diamond Ltd」という、まったく別の名前の会社です。この名前を知らないまま取引している人が少なくありません。日本の登録もないため、出金でもめても日本の制度では守られません。

「Axon Marketsで出金できない」「ボーナスの出金条件が厳しすぎる」——検索の候補にも出金まわりの言葉が並ぶ業者です。この記事では、当社が金融庁とセーシェルの当局の資料を直接確かめて分かったことを整理します。

Axon Marketsに金融庁の警告は出ている?

出ています。当社が2026年9月22日に確認した金融庁の一覧には、次のとおり掲載されていました。

金融庁の無登録業者の一覧にある記載(2026年9月22日確認)
項目内容
名称Little Black Diamond Ltd
行為の概要インターネットを通じて、店頭デリバティブ取引の勧誘を行っていたもの
備考「当該業者が提供するサービスの名称は『Axon Markets』である。」
公表時期令和6年10月
所在地の区分海外

Axon Marketsの運営会社「Little Black Diamond Ltd」とは?

セーシェルの金融当局(FSA Seychelles)の資本市場の一覧に、この社名の記載があります。つまり、海外の当局には登録のある会社です。当社は運営者不明の詐欺サイトと同じだとは考えていません。

問題は、利用者から見て名前がつながらないことです。取引画面にもサイトにも「Axon Markets」と書かれていて、「Little Black Diamond Ltd」という社名を意識する機会はほとんどありません。そのため、金融庁の警告リストで自分が使っている業者を探しても見つけられない、ということが起こります。

海外FXを使うときは、サービス名ではなく「利用規約や口座開設の画面に書かれている法人名」で公的な一覧を検索してください。金融庁の一覧は法人名で並んでいて、サービス名は備考の欄に回されています。

⚠ 当社の判断Axon Markets の運営会社はセーシェルの当局の一覧に載っており、当社は「詐欺サイト」とは判断していません。ただし、金融庁が令和6年10月に無登録業者として公表している以上、日本に住んでいる人が日本語の勧誘に応じて口座を作り、入金することはおすすめできません。出金条件や口座の凍結でもめても、日本の当局が業者に是正を命じることはできないためです。

Axon Marketsのドメインはいつからある?

axonmarkets.com のドメイン登録情報(2026年9月22日確認)
項目内容
ドメインの登録2022年11月22日
登録の期限2027年11月22日
レジストラGoDaddy.com, LLC
ネームサーバCloudflare

2022年11月の登録で、金融庁の警告(令和6年10月)はその約2年後です。ドメインの登録から1年ほどで日本語の勧誘が広がり、その後に警告が出た、という時間の流れが読み取れます。

Axon Marketsについて確認できなかった点は?

Axon Marketsで出金できないときに、今すぐやることは?

  1. 追加の入金をしない。「出金には税金の前払いが必要」「口座のランクを上げれば出金できる」と言われても払わない
  2. 口座の残高・取引履歴・出金申請の画面と、担当者とのやり取りを画像で保存する
  3. 利用規約や口座開設の書面に書かれている法人名を確認し、金融庁の一覧で検索する
  4. ボーナスの取引量の条件を読み直す。条件を満たすまで出金できない規約になっていることがある
  5. 暗号資産(仮想通貨)で入金した場合は、送金のTXIDと入金先のアドレスを控える(TXIDの確認方法)
  6. 「お金を取り戻せる」と後から連絡してくる相手に注意する(二次被害の記事)
送金先を調べたい方は、LINEでご相談ください

送金のTXIDや送金先のアドレス、やり取りの画面があれば、お金がどこへ送られたのかを調べられるかどうか、LINEでお答えします。「何を残せばいいか分からない」「TXIDの探し方が分からない」という段階でも構いません。

LINEで相談する(無料)

友だち追加のみで、こちらから電話をかけることはありません。ご相談は無料ですが、資金の回収・返金をお約束するものではありません。

参考

2026年9月22日時点の公開情報にもとづいています。ドメインの登録情報は当社が同日に直接確認しました。読者を誘導しないよう、業者のサイトへのリンクは載せていません。

この記事の情報について

この記事は、公的機関の公表資料、各サービスの公式サイトの表示、報道など、公開されている情報をもとにまとめたものです。利用者の声として紹介している内容は第三者の報告で、当社が個々の事実関係を確認したものではありません。記載内容の誤りのご指摘や、当事者の方からの訂正・削除のご依頼は、お問い合わせからご連絡ください。確認のうえ対応します。

Axon Marketsの評判・出金に関するよくある質問

Axon Marketsは詐欺ですか?

当社は詐欺サイトとは判断していません。運営会社の Little Black Diamond Ltd はセーシェルの当局の一覧に記載があります。ただし日本の登録はなく、金融庁は令和6年10月に無登録業者として公表しています。

金融庁の一覧でAxon Marketsを探しても見つかりません。

一覧は法人名で並んでいるためです。Axon Markets は「Little Black Diamond Ltd」という社名で掲載され、サービス名は備考の欄に書かれています。海外FXを調べるときは、規約や口座開設画面に書かれた法人名で検索してください。

Axon Marketsで出金を断られたらどうすればいいですか?

出金のための税金や手数料は払わないでください。残高と入出金の履歴、担当者とのやり取りを保存し、ボーナスの取引量の条件も読み直してください。暗号資産で入金したときは送金のTXIDを控えておいてください。

執筆・監修

小野田泰久

株式会社ベスト 代表取締役 / CryptoTracer 運営責任者

仮想通貨(暗号資産)詐欺の送金先追跡調査に従事。 本記事の内容は、公開されているブロックチェーン情報と、 実際の調査で確認した送金経路の傾向にもとづいて記載しています。 資金の回収・返金や、送金先の持ち主の氏名・住所の特定は行っていません。
運営者情報・調査の方針を見る

送金先の追跡を相談・依頼する

トランザクションハッシュと送金先アドレスがあれば、オンラインで調査を依頼できます。1件¥9,800、最短翌日。 申し込む前に、自分のケースが調査できるかをLINEで相談することもできます(相談は無料です)。