仮想通貨詐欺コラム|投資サービス

バイナリーオプション詐欺の手口とは?金融庁が警告した93件

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結論

当社が2026年9月29日に金融庁の無登録業者の一覧(全1,156行)を数えたところ、バイナリーオプション関連の掲載は93件ありました。平成29年ごろから令和8年9月まで、途切れることなく警告が出続けています。

手口の中心は取引の中身ではなく、出金のところです。「取引量の条件を満たしていない」「税金を先に払え」「口座のランクを上げれば出金できる」と言われて、追加の入金を求められます。この求め方自体が詐欺の典型です。払わないでください。

「バイナリーオプションで出金できない」「この業者は詐欺なのか」——検索でここにたどり着いた方は、すでに入金しているか、勧誘を受けている最中かもしれません。この記事では、当社が金融庁の公表資料を直接数えて分かった傾向と、入金前・入金後にやることを整理します。

バイナリーオプションで金融庁の警告はどれくらい出ている?

当社が2026年9月29日に、金融庁の「無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について」を機械的に数えました。

金融庁の無登録業者の一覧の集計(2026年9月29日、当社調べ)
項目件数
一覧の総行数1,156行
名称または備考に「option」「オプション」「バイナリー」を含む掲載93件
掲載時期の広がり平成29年ごろ〜令和8年9月

ここ10年近く、毎年のように新しい名前が警告されている分野です。1つの名前が消えても、別の名前で同じような勧誘が始まる、という形が公的な記録の上でも見えます。

バイナリーオプション詐欺の手口はどこが共通している?

当社が見てきた範囲では、取引の中身より「出金の直前」に集中しています。次のような言い方で、追加の入金を求められます。

出金させないときに使われる理由
言われること実際に起きていること
「ボーナスの取引量の条件を満たしていない」規約上そう決められていることがある。条件が現実的でない額になっていることも
「出金には税金の前払いが必要」取引所や業者が税金を先に預かる仕組みは日本にはない。典型的な詐欺の求め方
「口座のランクを上げれば出金できる」追加入金を引き出すための説明。上げても次の理由が出てくる
「本人確認の不備で凍結中。保証金を入れれば解除」本人確認のために入金を求めることはない

金融庁の一覧には、情報商材を買わせたあと無料通話アプリのグループに誘導し、そこでバイナリーオプションの取引をさせていたという形の掲載もあります。取引サイトだけでなく、入り口が「講座」「商材」「グループ」であることも多いという点は知っておいてください。

⚠ 当社の判断「出金のために先にお金を払ってください」と言われた時点で、その相手に追加で払ってはいけません。登録を受けた業者かどうかにかかわらず、です。すでに払ってしまった場合も、そこで止めてください。次に「取り戻せる」と連絡してくる相手が現れますが、それは別の詐欺です(二次被害の記事)。

バイナリーオプションの業者が本物かどうか、どう見分ける?

日本に住んでいる人にバイナリーオプション(店頭デリバティブ取引)を勧誘するには、金融庁・財務局の登録が必要です。判断はここから始まります。

  1. 利用規約や口座開設の画面から、運営している法人名を書き出す。サービス名とは違うことがほとんどです
  2. 金融庁の「免許・許可・登録等を受けている業者一覧」で、その法人名を探す
  3. 無登録業者の一覧を、法人名とサービス名の両方で検索する。英字の大文字・小文字やカタカナでも試す(一覧の調べ方の記事)
  4. 日本語のサイトやサポートがあることを、登録がある証拠にしない
  5. 「元本保証」「勝率〇%」「必ず利益が出る」といった説明があれば、そこで降りる

警告が出ていないことは安全を意味しません。金融庁の一覧は警告書を出した時点の記録なので、新しい業者ほど、まだ載っていない可能性があります。

バイナリーオプション詐欺について確認できなかった点は?

バイナリーオプションで出金できないとき、今すぐやることは?

  1. 追加の入金をしない。税金・手数料・保証金・ランク上げ、どの名目でも払わない
  2. 口座の残高・取引履歴・出金申請の画面と、担当者とのやり取りを画像で保存する(サイトやグループは消えることがあります)
  3. 利用規約に書かれた法人名と、入金先の口座名義を控える
  4. 銀行振込で入金した場合は、振込先の金融機関にすぐ連絡する。クレジットカードの場合はカード会社に連絡する
  5. 暗号資産(仮想通貨)で入金した場合は、送金のTXIDと入金先のアドレスを控える(TXIDの確認方法)
  6. 「お金を取り戻せる」と後から連絡してくる相手に注意する(二次被害の記事)
送金先を調べたい方は、LINEでご相談ください

送金のTXIDや送金先のアドレス、やり取りの画面があれば、お金がどこへ送られたのかを調べられるかどうか、LINEでお答えします。「何を残せばいいか分からない」「TXIDの探し方が分からない」という段階でも構いません。

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参考

2026年9月29日時点の公開情報にもとづいています。件数は当社が同日に機械的に集計したものです。公表資料に個人名が出ている掲載もありますが、私人の名前は記載していません。

この記事の情報について

この記事は、公的機関の公表資料、各サービスの公式サイトの表示、報道など、公開されている情報をもとにまとめたものです。利用者の声として紹介している内容は第三者の報告で、当社が個々の事実関係を確認したものではありません。記載内容の誤りのご指摘や、当事者の方からの訂正・削除のご依頼は、お問い合わせからご連絡ください。確認のうえ対応します。

バイナリーオプション詐欺に関するよくある質問

バイナリーオプション自体が違法なのですか?

いいえ。日本にも登録を受けた業者があります。問題になるのは、登録を受けずに日本に住んでいる人へ勧誘している業者です。金融庁の登録業者の一覧に名前があるかどうかで確かめてください。

「出金には税金を先に払う必要がある」と言われました。本当ですか?

本当ではありません。取引業者が出金の前に税金を預かる仕組みは日本にはありません。この求め方自体が詐欺の典型なので、払わないでください。

金融庁の一覧に業者名がありません。安全ということですか?

いいえ。一覧は警告書を出した時点の記録なので、新しい業者はまだ載っていないことがあります。また法人名で並んでいるため、サービス名では見つからないこともあります。

執筆・監修

小野田泰久

株式会社ベスト 代表取締役 / CryptoTracer 運営責任者

仮想通貨(暗号資産)詐欺の送金先追跡調査に従事。 本記事の内容は、公開されているブロックチェーン情報と、 実際の調査で確認した送金経路の傾向にもとづいて記載しています。 資金の回収・返金や、送金先の持ち主の氏名・住所の特定は行っていません。
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