仮想通貨詐欺コラム|投資サービス

Calvorin Marketsは詐欺?社名が「we」のまま残る5か月前のサイト

公開日:

結論

当社は Calvorin Markets(calvorinmarkets.com)を詐欺サイトと判断しています。「A broker you can trust(信頼できるブローカー)」と掲げていますが、当社が調べたところこのドメインが登録されたのは2026年5月7日で、確認した2026年10月7日の時点でまだ5か月ほどです。入金してはいけません。

サイトの作りにも不自然な点があります。フッターには「2016 - 2026」の著作権表示がありますが、ドメインの登録は2026年です。さらに規約ページの本文では、社名が全て「we」に置き換わったままで、「Calvorin」の語が1度も出てきません。運営会社名・所在地・登録番号の表示も見当たりません。

「Calvorin Marketsは詐欺なのか」「Calvorin Marketsに入金したが出金できない」——日本の個人も対象にする海外のブローカーを名乗るサイトは、運営者が見えにくいのが特徴です。この記事では、当社がドメインの登録記録とサイトの表示を直接確かめて分かったことを整理します。

この記事に出てくる業者名・サービス名が、金融庁の警告に載っているかどうかは、金融庁の警告業者を検索できるページで確かめられます。

Calvorin Markets のドメインはいつ作られた?

2026年5月7日です。当社が登録情報(RDAP)で確認したところ、次のとおりでした。

calvorinmarkets.com のドメイン登録情報(2026年10月7日確認)
項目内容
登録日2026年5月7日
有効期限2027年5月7日(1年分)
レジストラGname.com Pte. Ltd.
ネームサーバーCloudflare
登録から約5か月(153日)

ドメインの登録者の情報は公開されていません。当社が確認した範囲では、トップページの入口には、検索結果に表示させない指定(noindex)が入っていました。サイトを探して見つけにくくする作りです。

Calvorin Markets のサイトにはどんな表示がある?

当社が閲覧のみで確認したところ、「Comprehensive financial trading experience(総合的な金融取引の体験)」「Trade now」「Create a Demo Account」と並び、「A broker you can trust(信頼できるブローカー)」と掲げています。メニューには、Spot Trading・Contract・Options Trading・Financial Management・Loan があり、FX・暗号資産・コモディティを扱うと表示しています。

フッターの表示は「©Copyright 2016 - 2026 Calvorin Markets」です。2016年から営業しているように見えますが、ドメインの登録は2026年5月で、10年分の表示とは合いません。

運営会社名・所在地・登録番号・ライセンスは、当社が確認した範囲ではどこにも表示されていません。「ブローカー」と名乗りながら、どの会社が運営し、どの当局に登録しているのかが書かれていません。

規約ページの社名が「we」になっているのはなぜ?

当社が「Compliance and Law(コンプライアンスと法務)」のページを確認したところ、本文の社名が全て「we」になっていました。たとえば「The we trading platform provides clients with leveraged trading services(we の取引プラットフォームは、レバレッジ取引を提供します)」、「we provides users with effective risk management(we は効果的なリスク管理を提供します)」のような文です。このページの本文に「Calvorin」の語は1度も出てきませんでした。

ページのアドレスは「shang-ye-mo-shi」と、中国語(商业模式)の読みをローマ字にしたものです。入口の転送ページのコードにも、中国語のコメントが入っています。当社は、別のサイトの文面の社名を置き換えて作り、置き換え漏れが残ったものと読めると考えています(断定はしません)。

このページは「We develops services for the following countries(次の国・地域向けにサービスを開発している)」として、Japan(日本)を含む国の一覧を載せています。日本の個人を対象にしていても、日本の登録がないことは次の項目のとおりです。

名前を変えただけの同じ作りのサイトがある?

あります。当社は、「Celvex Trade」(celvextrade.com)という別名のサイトが、同じ作りであることを確認しました。

同じ運営者かどうかは、当社には確認できません。ただし、名前を変えて同じ雛形のサイトを作る形は、詐欺サイトによく見られるものです。サイトの名前が変わっても、運営会社と登録番号が書かれていない点は同じです。

Calvorin Markets に金融庁の警告は出ている?日本の登録はある?

当社が2026年10月7日に、金融庁の無登録業者の一覧(HTML版と3つの一覧表、暗号資産の国内・海外の一覧)と、金融商品取引業者の登録一覧を検索したところ、「Calvorin」はどれにも載っていませんでした。

ここで注意してほしいのは、警告の一覧に載っていないことは、登録業者であることを意味しない点です。警告は被害や情報が集まってから出る後追いで、載っていないのは「まだ警告されていない」だけかもしれません。日本の個人向けに金融商品の取引を勧誘するには、日本の登録が必要です。調べ方は金融庁の無登録業者一覧の調べ方の記事にまとめています。

⚠ 当社の判断当社は Calvorin Markets を詐欺サイトと判断しています。根拠は、①ドメインの登録が2026年5月7日で5か月ほどしか経っていないこと、②「2016 - 2026」の著作権表示と登録日が合わないこと、③規約ページの本文の社名が全て「we」に置き換わったままで、「Calvorin」の語が出てこないこと、④運営会社名・所在地・登録番号の表示が見当たらないこと、⑤入口に検索結果へ出さない指定(noindex)があること、⑥金融商品取引業者の登録一覧に載っていないこと、の6点です。入金しないでください。すでに入金している場合は、追加の入金をやめてください。

Calvorin Markets について確認できなかった点は?

Calvorin Markets に入金してしまったら?

  1. 追加の入金をしない。「出金には手数料や税金の前払いが必要」と言われても払わない
  2. サイトの画面(残高・取引履歴・出金申請)、担当者とのやり取り、入金の記録を画像で保存する
  3. サイトのアドレスと、アプリを入れた場合はそのアプリ名を正確に控える
  4. 銀行振込で払った場合は、振込先の金融機関にすぐ連絡する
  5. 暗号資産(仮想通貨)で入金した場合は、送金のTXIDと入金先のアドレスを控える(TXIDの確認方法)
  6. 「お金を取り戻せる」と後から連絡してくる相手に注意する(二次被害の記事)
送金先を調べたい方は、LINEでご相談ください

送金のTXIDや送金先のアドレス、やり取りの画面があれば、お金がどこへ送られたのかを調べられるかどうか、LINEでお答えします。「何を残せばいいか分からない」「TXIDの探し方が分からない」という段階でも構いません。

LINEで無料相談

友だち追加のみで、こちらから電話をかけることはありません。ご相談は無料ですが、資金の回収・返金をお約束するものではありません。

参考

2026年10月7日時点の公開情報にもとづいています。サイトは閲覧のみで確認し、登録・ログイン・入金はしていません。読者を誘導しないため、詐欺の疑いがあるサイトへのリンクは掲載していません。

この記事の情報について

この記事は、公的機関の公表資料、各サービスの公式サイトの表示、報道など、公開されている情報をもとにまとめたものです。利用者の声として紹介している内容は第三者の報告で、当社が個々の事実関係を確認したものではありません。記載内容の誤りのご指摘や、当事者の方からの訂正・削除のご依頼は、お問い合わせからご連絡ください。確認のうえ対応します。

Calvorin Markets(カルボリンマーケッツ)の評判・出金に関するよくある質問

Calvorin Markets は金融庁に登録された業者ですか?

当社が確認した2026年10月7日時点では、金融商品取引業者の登録一覧に「Calvorin」はありません。サイトにも運営会社名・所在地・登録番号の表示が見当たりませんでした。日本の個人向けに勧誘するには、日本の登録が必要です。

サイトに「2016 - 2026」と書いてあるので、老舗なのでは?

当社はそう考えません。ドメインが登録されたのは2026年5月7日で、5か月ほどです。規約ページの本文も社名が「we」のまま残っており、別のサイトの文面を置き換えて作られたように見えます。表示の年数は、実績の証拠になりません。

金融庁の警告の一覧に載っていないので、安全ですか?

安全の証拠にはなりません。警告は被害や情報が集まってから出る後追いです。当社が確認した範囲で警告も登録もありませんが、サイトの登録時期や表示の不自然さから、詐欺サイトと判断しています。

もう入金してしまいました。何をすればいいですか?

追加の入金はしないでください。サイトのアドレス、画面、やり取り、入金の記録を保存し、暗号資産で送った場合は送金のTXIDと入金先のアドレスを控えておいてください。「取り戻せる」と連絡してくる相手には注意が必要です。

執筆・監修

小野田泰久

株式会社ベスト 代表取締役 / CryptoTracer 運営責任者

仮想通貨(暗号資産)詐欺の送金先追跡調査に従事。 本記事の内容は、公開されているブロックチェーン情報と、 実際の調査で確認した送金経路の傾向にもとづいて記載しています。 資金の回収・返金や、送金先の持ち主の氏名・住所の特定は行っていません。
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