仮想通貨詐欺コラム|なりすまし

GMO SKは詐欺?GMOグループが「関与していない」と出した警告

公開日:

結論

「GMO SK」は、GMOグループのアプリではありません。GMOコイン・GMO外貨・GMOブランドセキュリティは、2025年8月14日付の公式のお知らせで「当該アプリの提供及びその運営には一切関与しておりません」と明言しています。GMOブランドセキュリティは、このアプリを「詐欺投資アプリ」と呼び、「ご利用は一切お控えいただく」よう求めています。

GMO は名前を使われた側です。当社は「GMO SK」を、GMOを装った投資詐欺のアプリと判断しています。金融庁の無登録業者の一覧にこの名前は載っていませんが、載っていないことは安全の証拠にはなりません。入金したお金は、出金できなくなるおそれがあります。

「GMO SKは本物のGMOのアプリなのか」「GMO SKに入金したが出金できない」——GMOという有名な名前が付いているため、信用してしまう人が出ています。この記事では、GMOグループ各社の公式のお知らせと金融庁の一覧を、当社が直接確かめて分かったことを整理します。

この記事に出てくる業者名・サービス名が、金融庁の警告に載っているかどうかは、金融庁の警告業者を検索できるページで確かめられます。

GMO SK は GMOグループの公式アプリ?

いいえ。GMOグループ自身が否定しています。当社が2026年10月7日に確認した公式のお知らせは、次のとおりです。

「GMO SK」についてGMOグループ各社が出したお知らせ(いずれも2025年8月14日付)
発表した会社・部署お知らせの要点
GMOコイン「GMO SK」を名乗る投資アプリは、GMOコインおよびGMOインターネットグループが提供・運営に一切関与していない、全く関係のないアプリ
GMO外貨同じ趣旨の注意喚起を掲載(GMOインターネットグループは、当該アプリの提供及びその運営には一切関与していない)
GMOブランドセキュリティ「GMO SK」を名乗る詐欺投資アプリを確認した。実際に投資型詐欺の被害報道もあるため、利用は一切控えるよう求める

なお、3社の文面は同じではありません。GMOコインとGMO外貨は「関与していない・関係のないアプリ」という言い方で、「詐欺投資アプリ」とはっきり書いているのはGMOブランドセキュリティの告知です。ブランドセキュリティは、詐欺アプリについて詳しい調査を進めており、関係機関とも協力して対応していると書いています。

GMO SK はアプリストアに載っていた?

GMOブランドセキュリティの告知には、「アプリ情報:GMOSK - Apps on Google Play」という記載があります。つまり、Google Play に掲載されていたアプリだったと読み取れます。当社は、このアプリが今も掲載されているのか、すでに削除されたのかを確認できていません。

アプリストアに載っていることは、公式であることの保証になりません。ストアの審査を通っていても、有名企業の名前を付けただけのアプリが並ぶことはあります。公式かどうかは、その会社が自社サイトで案内しているアプリかどうかで確かめてください。

金融庁の無登録業者の一覧に GMO SK は載っている?

当社が確認した範囲では、載っていません。2026年10月7日に、金融庁の無登録業者の一覧(金融商品取引法のHTML版と3つの一覧表、暗号資産の国内・海外の一覧)をすべて検索しましたが、「GMO SK」は見つかりませんでした。

ただし、一覧に載っていないことは安全の証拠ではありません。警告は、被害や情報が当局に集まってから出る後追いのものです。GMOグループ自身が「詐欺投資アプリ」と呼んでいるとおり、一覧に名前がなくても詐欺のことはあります。調べ方は金融庁の無登録業者一覧の調べ方の記事にまとめています。

⚠ 当社の判断当社は「GMO SK」を、GMOを装った投資詐欺のアプリと判断しています。根拠は、①GMOコイン・GMO外貨・GMOブランドセキュリティの3つの公式のお知らせが、同じ日に「関与していない」と明言していること、②GMOブランドセキュリティがこれを「詐欺投資アプリ」と呼び、投資型詐欺の被害報道もあるとして利用を控えるよう求めていること、の2点です。入金しないでください。すでに入金している場合は、追加の入金をやめてください。

GMOの名前が付いたアプリが公式かどうか、どう確かめる?

  1. 名前に「GMO」が付いていても、グループの公式とは限りません。誰でも名前を付けられます
  2. そのアプリを、GMOグループ各社の公式サイトのお知らせやアプリ紹介のページで案内しているかを確かめる(SNSやLINEで教わったリンクは使わない)
  3. 暗号資産やFXの取引を扱う会社なら、金融庁の登録一覧に会社名があるかを確かめる(例: GMOコインは暗号資産交換業者として2017年9月29日に登録。詳しくはGMOコインの記事)
  4. 「少額から始められる」「紹介者だけの特別枠」と、SNSやLINEのグループで勧められたら、その時点で公式ではないと考える
  5. 入金のたびに「利益が出た」と画面に出るのに、出金のときだけ追加の入金や手数料を求められるなら、その場で止める(出金のための税金・手数料の記事)

GMO SK について確認できなかった点は?

GMO SK に入金してしまったら?

  1. 追加の入金をしない。「利益を出金するには、利益の一定割合を先に入金する必要がある」と言われても払わない
  2. アプリの画面(残高・取引履歴・出金申請)、LINEなどのやり取り、振込の記録を画像で保存する(トークは削除しない)
  3. アプリの名前・配布元・勧誘してきたアカウント名を正確に控える
  4. 銀行振込で払った場合は、振込先の金融機関にすぐ連絡する
  5. 暗号資産(仮想通貨)で送った場合は、送金のTXIDと入金先のアドレスを控える(TXIDの確認方法)
  6. 「お金を取り戻せる」と後から連絡してくる相手に注意する(二次被害の記事)
送金先を調べたい方は、LINEでご相談ください

送金のTXIDや送金先のアドレス、やり取りの画面があれば、お金がどこへ送られたのかを調べられるかどうか、LINEでお答えします。「何を残せばいいか分からない」「TXIDの探し方が分からない」という段階でも構いません。

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友だち追加のみで、こちらから電話をかけることはありません。ご相談は無料ですが、資金の回収・返金をお約束するものではありません。

参考

2026年10月7日時点の公開情報にもとづいています。GMOグループは名前を使われた側であり、この記事は同グループを詐欺と指摘するものではありません。当社はこのアプリをインストール・登録・入金しておらず、アプリそのものは確認していません。

この記事の情報について

この記事は、公的機関の公表資料、各サービスの公式サイトの表示、報道など、公開されている情報をもとにまとめたものです。利用者の声として紹介している内容は第三者の報告で、当社が個々の事実関係を確認したものではありません。記載内容の誤りのご指摘や、当事者の方からの訂正・削除のご依頼は、お問い合わせからご連絡ください。確認のうえ対応します。

GMO SKの評判・出金に関するよくある質問

GMO SK は GMOコインのアプリですか?

いいえ。GMOコインは2025年8月14日付のお知らせで、「GMO SK」を名乗る投資アプリの提供・運営に、同社およびGMOインターネットグループは一切関与していないと明言しています。全く関係のないアプリです。

GMO SK はGoogle Playで見つけました。それでも危ないですか?

危ないと当社は考えます。GMOブランドセキュリティの告知には、このアプリが Google Play に載っていたことを示す記載があります。ストアに載っていても、公式であることや安全であることの保証にはなりません。

金融庁の一覧に載っていないので、問題ないのでは?

いいえ。当社が確認した範囲で、一覧に「GMO SK」の名前はありません。ただし警告は被害が集まってから出る後追いで、載っていないことは安全の証拠になりません。GMOグループ自身が詐欺投資アプリと呼んでいます。

GMO SK に入金して出金できません。追加で払えば出せますか?

払わないでください。出金のために先に入金を求めるのは、詐欺の典型的な流れで、払った分も戻らなくなるおそれがあります。暗号資産で送った場合は、送金のTXIDと入金先のアドレスを控えておいてください。

執筆・監修

小野田泰久

株式会社ベスト 代表取締役 / CryptoTracer 運営責任者

仮想通貨(暗号資産)詐欺の送金先追跡調査に従事。 本記事の内容は、公開されているブロックチェーン情報と、 実際の調査で確認した送金経路の傾向にもとづいて記載しています。 資金の回収・返金や、送金先の持ち主の氏名・住所の特定は行っていません。
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